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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

失敗する可能性のあることは失敗する

2015.12.29

 おはようございます。今日も穏やかな気候に恵まれました。外気は6℃ですが、青い空とお天道様の陽射しがコンクリートに映える光景が心を穏やかにしてくれます。教室ではまだエアコンなし、床暖だけで十分凌げます。小6がそれぞれに不安を呈するようになりました。わたしに、何人受かりそうですか?などと聞いてくる。 課題をほとんど出してこない、なにかと勉強を先送りしてきたことなどすっかり忘れてしまって、・・、わたしにストレスを遺した子が受かる確率は低い、わたしにはそれくらいしか言えない、いやわからない。 要は、わたしに不安を覚えさせたか、一抹の不安、そういものが、かなりの蓋然性をもって現実となる、それが試験のリアルである。淡い期待など微塵に踏み砕く、それが試験である。試験はもっともな勉強できなかった言い訳などに耳を貸すこともない。ただ君は勉強を悔いなく実行してきたか、それだけが問われる。

 毎年、合格発表の日、朝早く、掲示板の前に立ち、発表を待った。心が押し潰されそうな思いをしてきた。掲示板に番号が「ない」という悲哀も経験してきた。だからこそ、子どもたちにも親御さんにも厳しい注文をしてきた。勉強を先送り、先延ばしする親子に正直失望もしてきた。

 親たちは、「先生を信じます」と言う、しかし、わたしは、生徒を信じて指示したことをスルーされて、正直失望している、そういうわたしのなにを信じようというのか。

 わたしには、恐ろしいくらいに、結果が予測できる、失敗する可能性のあることは恐ろしいほどの確率で、いや100%、外れることもなく失敗してきた、という結果が重くのしかかる。悔いなく実行してきたか、勉強になにやかやと優先させてきたことはなかったか、ほとんど勉強しない日がいったい何日続いたか、あったか、もし、それでも、淡い期待をいだくのが親であり子どもであるというのであれば、何も言うまい。

 ただ、小学生の場合は、子の意志の成熟度が問われるとしても、親の態度の果たす影響力があまりにも絶大である。ある夏のこと、お盆をはさんで十日ほど親子で帰省した小6のことを思い出す、子は「家で勉強していたい」と抵抗したけれど、「初盆だからみんな帰る」というのが、親の結論、命令であった。26年は類い稀なる勉強を実行した親子がわたしをどれだけ感動させたことか。わたしの指示を迷うことなくいつも最優先させてわたしを喜ばせてくれた。 小6の中には、作文を一度も、結局小6の間、提出しなかったという猛者もいたし、夏までは課題をほとんど出さず、提出した作文の体験例が、ピアノの発表会の話で、勉強が後回しにされていたことを推測させるに難くなかった、それで落胆したけれど、あまりにも優秀なので大いに期待したけれど、マーフィーは例外を許さなかった。

 勉強を最優先させてこなかった者は失敗する。これがマーフィーの法則である。

 竹の会では、わたしに何かしらのストレスをかけた者は失敗する、という法則が、かなりに正確に合否を予言している。

 26年の夏、作文を2週間も3週間も出して来ない女子がいて、それがストレスとなった、「草枕」に書いたら、親御さんが反応して、メールのやりとりがあったことがある。作文を一切出し来ない小6には失望しかなかった。24年には、たった1枚のレジュメに2時間も、3時間かけても出せない小6がいて、そのストレスが結局現実となったし、いつものように今年も模試をできるだけ回避しようする子が必ずいて、不合格を予測させるに十分なストレスとなる。理科、社会をまともにとれないというのはあまりにも過大なストレスであるし、英語がとれない、というのは、不合格の予感が強い。

 なにかの懸念を感じたとき、正直に「草枕」に書くことにしてきた。それで親にも子にも注意を喚起してきた。それでもダメなら、いやたいていはダメな場合のほうが多いのだが、諦めるほかない。それが受験の哲理であるのだから。

 今日のメニューは、「勝導」(45分)、「冬期レジュメ2問」(各15分)、作文(45分)、「新読解演習」(25分)の予定です。「新読解演習」については、前回0点、ないしはそれに近い答案がありましたが、今回は、そのような点をとった者については、今後はドクター・ストップになります。

 一人しかいませんが、中1は、もうすぐ連立方程式を終わり、一次関数に入れそうですが、英語が遅れています。英語のレジュメを百枚、二百枚とこなして、懸案の「新英語指導案」に入ってほしいと思います。英語への取り組み姿勢がわたしの目下の不満、ストレスでしょうか。

 一人しかいませんが、中2は、自分の興味にかまけて、本来の勉強を忘れれば、命取りになる、そういうことがわたしのストレスになる、ということをアドバイスします。

 冬期は一瞬です。一日、一日を、時間というものの貴重さを知ることも大切です。制限時間というかたちで時間を意識し、本番までもういくらもないということで時間を意識する、時間を意識するときは、もう遅いのですけど。

 今日も、がんばってください。

 

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