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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

小石川中等、両国、桜修館は選ばれた人が受検するところ/日比谷、西も然り/身の丈を越えた鎧を着たがる昨今の風潮

2017.09.12

 おはようございます。連日仕事に押されて正直くじけそうですが、時は個人の主観とは関係なく秋から冬に着実に駒を進めております。塾の先生というのは、3か月先、6か月先の状況というのをかなり明確に描いてい計画を立てる習性が染みついています。これはもう病的といっていい。ところが、世間の受検の親子というのは、本番まで1年とか言っても、1か月先のことさえも曖昧にとらえる傾向があります。だから1年もあるという感覚ももつ。それでそれだけあればまだ少しくらいは習い事や稽古事を続けても大丈夫だろうと考える親が多いわけです。しかし、現実は、そんなに甘いものではない。勉強というのは底なし沼のようにやればやるほどさらにやらなければならないことばかりである。今の小6が息切れしているのにはいろいろと理由はある。小5からきた子たちばかりというのが大きな原因であることは、今の小4からきていた小5の伸びを見ればすぐにわかることである。今の小6のほとんどが勉強量が足りないがために失速していることは疑いない。仮に小5にきたとして、それまでどう過ごしてきたか、入会後どう過ごしたか、ということも今の小6の現実を規定していることも確かである。小4時に大手に通っていたという子は苦戦している。小4から小5にかけて地元塾という子もいたが大手の子よりは勉強姿勢があるだけまだましか。塾なしの子は勉強姿勢がないことがマイナスになってしまっている。総じて、小5からどれだけ勉強中心でやってこれたか、が大きく今の状況を規定しているように思える。まだ小5だから受検まで2年もあると考えたかどうかは知らないが、そういう感情をもつ親子は勉強中心の生活をしてこなかったことは確かである。習い事、稽古事というのもいるが、中には特にそういうものはないけれど勉強はそこそこという子もいる。総じて要するに勉強量が足りないことが今になって、失速状況となって表れたということす。このことは、夏の勉強時間を見ても一目瞭然である。そもそも夏の記録を出してこない小6については、かなり失望している。正直これからの勉強姿勢にも影響してこよう。出してきた小6についてもその記録をそのまま信じることはできない。要はどれだけ集中してやったか、である。時間数ばかり多い子がどこまで集中してのことか、小学生のやることだから、信用しきれない。精神的に未熟なら長時間をパフォーマンスするであろうし、責任ある大人思考のとれる子なら、責任の持てない時間は記録しないであろう。本当に集中できて長時間やった子がいたらそれはこれからの指導でわかることである。小5は竹の会のある日以外はほとんど勉強していない、ようである。小4はもうはっきり勉強してない。

 総じて、家庭学習時間の少なさに、驚き、かなり失望もしている。

 やはり小6については、勉強の覚悟がないままに夏を過ごしてしまった子がいたようである。夏こそ勉強するには一番の好機というのにこれを無にした小6がいる。本当に夏にじっくりと勉強に専念したかは、今の指導において、「合格はんこ」をとりながら進められているのか、勉強の気概に強い気を発しているか、そういうことからわかる。

 現小6については、全体に合格見通しが持てないというのが率直な感想である。これから夏に勉強という「気」をほんとうに真摯に溜めてきた者が頭角を表してくるのか、と見ている。小学生でも6年なら平日最低5時間、休日最低10時間の勉強が必要である。22年桜修館合格の杉山太一君は小6の10月、1日17時間という、記録を残している。彼の17時間は余人のそれとはわけが違う。集中しての17時間である。小学生にしてこのような集中力があったからこそ去年京大法に現役合格したのだろう。彼の偉大なところは、吹奏楽という部活を6年間やりながら、予備校にも行かないで、合格したことだ。彼は京大合格後のわたしへのメールで「竹の会で習った繰り返しの方法がよかった」と書いていた。

 小5のみなさんは、家庭学習があまりにも少なすぎます。勉強というのは、家庭での集中した学習というのが絶対前提なのです。勉強が生活そのものでなければならない。27年に桜修館に合格した女子は小4の2月入会でしたが、彼女は、習い事、稽古事、家族旅行など一切「なし」で小5,小6を通しきりました。彼女の小5のときの勉強時間は、今の竹の会の小5とは比較にもなりません。本当に小石川なり、桜修館なりに入りたいと思っているのなら、考え直さなければ、合格など夢のまた夢でしょ。

 ◎10月28日(土)漢検実施 締め切り迫る。9月20日頃に締め切ります。

 ◎中学生の勉強時間について

 中1,中2について、日比谷、西を第一志望にしているなら、平日最低5時間、休日最低7時間です。中2は中3になるまでが勝負です。中2の3月末までにわたしの指示したとおりに終わることができなければ、日比谷、西などないということです。学年で1、2番なら、その場合でも、戸山はとれるかもしれません。

 部活をやっていてもこのことは変わりません。普通の人なら部活で疲れきった体で毎日5時間の集中した勉強を続けられるか、です。たいていはだめです。体育会系だと塾で居眠りなんてのがごろごろいるはずです。親も黙認していることが多い。今の竹の会にはそういう生徒はまず入会そのものができない。昔の新宿や駒場なら優等生は適当に部活やりながら合格していったものであるが、今は学区制もないから、新宿・駒場は東京都ならどこからでも受けることができる。だから都内全域からできる生徒が集まる。部活やりながら受かるというのはかなり難しい。都内の全受験生の5%以内に入るのは「ながら」の勉強では無理ということである。

 ◎第3ランク 新宿、駒場、小山台/第二ランク 戸山、青山/第一ランク 日比谷、西/

  23区の都立をめざすなら、上にあげたリストが目安です。ちなみに、駒場の推薦合格でさえもオール5が普通です。

  中学生のみなさんは、中学という時期をまず勉強ファーストで一気に乗り切り、とにかく都立といえる都立高校に入ることです。そして次は大学を見越しての、さらに深い勉強道をまっしぐらに、脇見をしないで、突き進んでいくことです。

  あなたたちは、勉強道の達人になるべく日々、日夜、勉強というものの正体を自分なりに見切り、掴むために努力しなければならないのです。

 ◎竹の会 入会試験

 ○小3 全3問出題 全問正解で合格、ただし、1番が解ければ準合格(2番が解けても1番が解けなければ不合格。1番が解ける子は2番も解けることがわかっています)。2番のみ正解は不合格です。

 ※上記合格基準は、実際に試験問題を使ってみて到達した結論です。なお、制限時間は30分を予定していますが、5分ほどで「できた」という場合、不合格とすることがあります。

 ○小4 竹の会正式の入会試験に合格する必要があります。

 ○小5 高校入試志望のみ入会試験実施

 ○中学生 通知表 9科目中「5」が5個以上なら、ご相談ください。

 ※入会試験ご希望の方は、HPのお問い合わせから申込してください。

  折り返し入会試験の日時をお知らせします。

 

 

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