画像
中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

新宿・駒場以上できれば戸山/小石川は天才児、桜修館は秀才児/受験には絶対合格の鉄則がある

2017.03.09

 おはようございます。本日は晴天にして春の香り漂う趣です。昨日は指導室で指導が始まる前に転た寝をしてしまいそれから喉にやや違和感がありドキッとしました。今日はなるべく体を温めるように着込んでおります。花粉が相当に飛散しているようですが、わたしの場合は目にきています。アレルケアのおかげか鼻のほうはそれほどでもない。ただ目の方は皮膚科でもらった目薬が効いている。朝から仕事に取り組んでいますが、実は提出された答案を見て唖然としています。まともに字が書けていない子が何人かいますが、これはどうしたことか。全体の傾向としては、男子に顕著です。女子で字が読めないほど汚いという子はたまにいますが、総じてみな丁寧に読みやすい字を書いている。ところが、男子というのは、全体的に字が読めない、汚いという子が多すぎます。字などというのは100%親御さんの対応で決まるものです。字を覚え始め、たいていは小学1年の時だと思うのですが、このときにゆっくりと丁寧に書くということをしつこいくらいにしつけておかねばならない。いったん覚えた悪字のクセはこれまでの経験からまず治せないことになっています。これはもう親御さんがつきっきりで指導してやらなければならない。男の子には甘い親が多いのであろうか。いい加減にやっても大目に見る、そういうことなのであろうか。それにしても読めないほどの悪字を書くほどになってしまってはもはやどうにもならない。そもそも字形という観念がない。トメとか、ハネという意識もない。殴り書きにしか見えないのである。筆圧もない。これはどうしたことか。このような子を竹の会の男子に複数確認しております。女子にも丁寧に書くという観念のない子がいますが、とにかくわたしがかなり失望していることだけは正直に告白しておかねばなりますまい。

 なぜ受検に失敗したか、と言えば、たいていは実力がなかった、だから本番でできなかった、そういうことになります。実力があったのに、落ちたということはあるのか。なくはない。かつて竹の会から東大理系を受験した西高生がいましたが、かれは本番で数学ができなかった。かれが実力がないのかというとそうではない。なにしろ代ゼミ、河合塾、駿台の各全国模試すべてに全国順位20番台に名前を載せたのだから。しかし、本番では解けなかった。そういうことがある。わたしの高校の時の同級生は、学年1番で東大確実と言われていたが落ちた。彼が実力者だということは、9月に上京して駿台の入塾試験を受けて、3番をとり、特待生として費用免除を受けたことからも知れる。彼は翌年文Ⅰに受かった。ちなみに、後年、彼は郷里別府で塾を開業し、かなり評判の塾だったと聞いているが、それがずっと続いたかは不明である。

 中学受験レベルでは、実力があったのに落ちたというのはまずない。解答欄を間違った、時間配分を間違った、わかっていたのにその時はできなかった、などいろいろ言い訳はあろうけれどもすべて力が及ばなかったということで総括できる話しである。

 わたしがあげた2つの例は、知能も勉強量も模試などの実績もすべてトップレベルにあったのに本番でしくじったという例であった。こういう人たちが類い稀なる実行力の持ち主であり、鉄の意志の持ち主であることも疑いないことであった。しかし、落ちた。だから「絶対」ということはないといえばない。

 わたしが言う「絶対」というのはそういう意味あいも含めて絶対である。わたしは、竹の会の小5には、これからは、最低5時間、休日なら7時間以上、やってほしい。受検に絶対合格する方法というものはあります。試験に合格するのは、簡単と言えば簡単です。しかし、ほとんどの受検生にとってはその簡単なことができないということもわかっています。どんなに知能が高くてもです。平日最低5時間、休日なら7時間以上を一日の休みなく継続することはたいていの凡人には決してできないことだからです。子役の芦田愛菜が一日12時間勉強して女子学院に受かった、慶應にも受かった、というニュースがヤフーに出ていましたが、一日12時間はいろんな意味ですごい。集中力と継続する力、つまり実行力がすごいのです。ただ1日12時間というのは、学校には行ってなかったのだろうか。みなさんは中学受検を皮切りに、もしかしたら高校受験、そして大学受験、それから様々な国家試験などを受けることになるかもしれない。そういうときに、一日10時間の勉強というのが、しかも継続した勉強というのが、問われることになる。竹の会の最高記録は、小6の秋10月時分であったか、桜修館から京大に進んだ杉山太一君の一日17時間という記録があり、いまでもそれを超えたものは出ていない。

 最低5時間、休日なら7時間以上、これだけである。受験に絶対合格する方法というのはこれだけである。これを本番まで一日も休んではならないのである。家庭行事優先、習い事。稽古事をやる家庭、親子には無縁の話しではある。盆だ正月だとその度に勉強を休む、中断させる家庭にはこの絶対合格のセオリーは最初からない。

 中途半端な勉強をした者どうしの戦いなんてどうでもいいわけです、失敗する者たちの戦いだからです。そんな人たちが期待する合格なんて絵に描いた餅です。もともと合格するわけがないのです。真の戦いは、ほんとうに勉強してきた者どうしの中にあります。しかし、安心してください。そういう人というのはごく少数ですから。

 わたしが合格という言葉を言えなかった、決して言えなかったとしたら、それはそういうところを見てきたからです。なにかといろいろなことにかまけて勉強しないことの正当理由や言い訳を探すような人には受験などというものは最初から向いていないのです。勉強はやるか、やらないかです。中途半端な勉強なんか意味がない。実行する者が受かる。ただそれだけのことです。

 

ページトップへ