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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

最低でも都立戸山へ/桜修館、小石川への道/12月以降の指導について

2017.12.07

 おはようございます。しばらく「草枕」をお休みしたことで一部の親御様にご心配をおかけしていたことに気がつき申し訳なく思っております。それほどにわたしの草枕が毎日楽しみにいや熱心に親御さんたちに読まれているということを改めて認識しました。塾というのは実はストレスの非常に強い仕事です。いろいろと言ってくる親の要求、注文といったものは竹の会では少ないのかと思いますが、他塾ではモンスター級の親がうようよういるようです。親の暴走もそうですが、子のわがままからくる暴走も塾には制御しがたいストレスです。竹の会に入会したら素直に指導にしたがえばなにも問題はないのですけれど、それでは不安なのか、飽き足らないのか、いろいろと自分や親の裁量をはたらかせて、結果竹の会の指導を蔑ろにしてしまう、結局竹の会の指導は無に帰してしまうという本末転倒の結果になってしまう。親がいろいろと子に指示を出すわけです。過去の話ですが、Z会の通信を受けた生徒がいましたが、わたしになんの相談もなく親子の一存でやったわけで、結果模試で考えられない点をとるという悲惨なことになってしまった。指導時間中にマンガをかくバカもいますが、そもそも何しに竹の会にわざわざ来ているのか、ということです。渋谷Bでは、いろいろと子どもどうしの些細な諍いがよくあり、また大声を出す子がいたり何かと騒々しいクラスです。わたしには制御しきれない、それがかなりのストレスとなってわたしを苦しめてきました。塾が終わった後、我先にと帰ろうとする子どもたちが小さな争いをしながらドッと外へ飛び出す、そういうことがどんなにかわたしの心を痛めてきたことか。小4と小6が競い合うというのがわたしには理解できないのです。静かに勉強に専念していた、ほんとうに静かだった、大人の振るまいのできる子たちしかいなかった渋谷教室がいつからこんな騒がしいクラスになってしまったっのか。

 ◎小6の課題を終わります! 小5への警告!!

 小6については、すべての課題を終わります。ただし、作文の書き直しのみ受け付けます。途中になってしまった課題は以後打ち切りとします。小5のみなさんは課題で鍛えられるのは小6の11月までが限界ということをよく認識しておいてください。課題の提出を先延ばし、先送りするのは自分の裁量ですが、課題を出された日から遅くとも1週間以内に提出しなければいずれ中途半端な終わり方をすることになるということは肝に銘じてほしいと思います。きちんと提出していれば終わったはずです。出したり出さなかったり、3週間以上間を開けたりするから、終わり切れないのです。また「解き直し」を一切しなかった猛者もいますが、小5のみなさんはこういうことを反面教師としてください。気になりますのは小5間で課題の提出量にかなりの差が出ていることです。塵も積もれば山となる。最初は些細な差かもしれないが、半年経ち、1年経ったときの「差」はもはや天文学的な差となっているのが現実です。

 ◎人の何倍も努力するのに結果が出せない子たちのこと

 まず模試について、例年わたしの想定したとおりに受けない人が必ずいますけど、模試を回避すると陸なことはないというのがこれまでの経験則です。模試というのは栄養という程度に考えたほうがいいでしょう。だから模試といって力んで大仰にとらえて逃げる、回避するというのは大きな間違いです。かつて某国立それに私立受験をした子の母親が漢検を受験の邪魔と言って拒絶したことがありましたが、その言い分は、二兎追う者は一兎をも得ず、という論理でした。わたしは呆れて、言葉もなかったのですが、悪しき偏見に毒された母親はいくらでもいましたから、異を唱えることもありませんでした。結果見事にすべて落ちました。わたしは受験を引き受けるとき「わたしの言うとおりにやっていただければ」ということを申しますが、その母親は、志望校の過去問以外の過去問をやらせたら、猛然と抗議してきましたが、やってられない、まともな指導ができなかったのです。わたしの言葉に「わかりました」と言った母親は連絡帳なるものを作り、毎回の指導の際に子どもに持たせて、そこにはびっしりとクレームやら注文やらが書きこまれておりました。あのときはかなり胃をやられました。

 人の何倍もまじめにやるのに、努力するのに、模試の成績がいつも悪い、そういう子がいます。わたしも心を痛めているのですが、なかなか思うように結果を出せないようです。ただとにかくも少しではあるけれど上がっていることは確かなのですが、それがとても合格にはほど遠いわけです。

 ひとつ言えることがあります。そういう子は中学生になったら努力に見合う結果を手にすることができることは言えるであろうと。なぜって、わたしは実際に類い稀なる努力をした、もともと頭のよろしくない子が、高い内申をとり、それなりの高校に合格していったのを見てきたからです。中学というのは、勉強しない子たちが落ちていくところです。誤解を懼れずに言うならば、中学生の8割は「勉強しない」子たちです。公立中というのは、2割ほどのまじめな生徒が勉強してトップの都立へ行くところです。私立難関狙いの生徒というのは2通りありまして、トップ都立もとれる超秀才と理社を棄てた並みの秀才です。勉強するのが2割なら、能力はなくても努力を惜しまない子たちにはチャンスがあるということです。

 それからわたしは努力をするのに結果に結びつかない子たちについて、たとえ結果に結びつかないとしても、努力する姿勢そのものが自らの価値を高めているのだということを知ってほしいのです。能力はあるのに努力しない人間はその意味の価値を無にした人たちです。人間というのは動物です。「動く」物です。動かなくなったら動物ではない。動くというと行動をイメージするけれど、いや確かに、行動できなくなったら人間はある意味終わりだけれど、他の動物と違うのは、人間というのは、心を動かすことができることです。言葉を操り心を動かす、それが行動に顕現すれば言うことはありませんけど。病というのは動物には致命的な危機です。なにしろ動けなくなるから。動けないのは動物の生命を絶たれるに等しい。しかし、世の中には病でもないのに動かない選択をする人たちがたくさんいる。ゲームに時間を費やすのは「動かない」から動物たる生命を自ら断つことに等しい。そうではなくても事実上「動かぬ」選択をする人のなんと多いことか。勉強を回避するのは、動かないに等しい。努力するというのは心が動いていることである。前を見て動いている。だから行動も心にしたがう。これが人間が他の動物と本質的にちがうところである。わたしはなかなか結果に結びつかないながらも努力を続ける子たちこそ人間本来の姿を示し、すばらしい人たちである、と考える。

 ◎5年生のみなさんへ

 竹の会では、入会試験に合格して、ただまじめに勉強することが大切です。そしてわたしの指示に100%したがうこと、これが成功の秘訣です。竹の会では小6の7月から早稲田進学会の模試を受けることを例としております。志望校によっては大原などの模試を利用することもありますが、基本は早稲田進学会の模試です。早稲田進学会の模試は難しいことでは定評があります。ただ最近はいろいろなところが模試をやっていますので、一頃のように500人前後が受けていたような数はないと思います。ただ小石川受検生は必ずこの模試の洗礼を受けるのが実際のように思います。ご存知のようにこの模試では、成績優秀者の名前が成績順に載ります。竹の会では平成22年より毎年のようにこの成績優秀者に必ず名前を載せてきました。特に、小4入会から鍛えた子たちの中からこの成績優秀者としてトップクラスに名前を載せてきたのが竹の会です。そしてこの成績優秀者として名前を載せるのは、竹の会では竹の会の指導に100%したがってきた子たちにとっては当然の結果にすぎないのです。もし名前がのらないとすれば、それはわたしの指示を100%遵守してこなかったからにすぎません。例えば、課題を必ず遅れずに規則的に提出してきたか、指導レジュメをやらないで溜めてこなかったか、などです。指導レジュメが遅れるのは、先送りされるのは、やたら休むからです。さまざまな家庭の事情が指導レジュメを先送りしていきます。今小6で一番指導レジュメをこなしている子とそうでない子たちの差はもはや取り返しのつかない差になってしまいました。指導レジュメをきちんとこなすには、家庭の事情による先送りが皆無に近いのが理想です。そしてこの指導レジュメをこなしている子が早稲田進学会の模試で浮き沈みなく名前を載せることができるのです。

 いいですか。小5のみなさんは来年の7月には早稲田進学会の模試を受ける、そのときに真価が試されるのです。大切なことはわたしの指導に100%ついてくることです。平成27年に桜修館に合格した女子が言っていたでしょ。合格の秘訣は「先生から出されるレジュメをやりきること」と。あなたたちは来年2月から開始する適性対策指導に泣きながらでも勉強だけは先送りしないことです。家庭の事情があなたちの一番の失速原因だということは忘れてはならない。A合格で入会しても勉強を先送りしていれば失速するでしょうし、準合格でも100%指導に従うなら名前をのせられるでしょう。

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