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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

本日より4月指導スタート/塾の意味を問え/中3はないものと思え/パニック症候群など

2016.04.06

 おはようございます。今日は久しぶりの快晴で、気温も20℃まで上がるそうです。長いトンネルを抜けていよいよ4月になりました。本日から竹の会の4月の指導がスタートします。本日は、渋谷Aの日です。16時開始ですが、15時より入室できます。

 ◎竹の会の入会試験について

  現在竹の会では、小学生の入会に際しては、入会試験を実施しております。入会には、そのほかに通知表の「よくできる」が8割前後あることも基準の一つにしております。中学生については、通知表の内申で判断しております。こちらは「5」が、5個以上あれば問題ありません。竹の会は、都立戸山以上合格をひとつの目安としておりますので、入会試験のない分、内申基準をより厳しくしております。ご存知のように内申がいいからといってそれが実力をそのまま反映するものではありません。しかし、内申の高い生徒ほど柔軟な資質を備えている蓋然性が高く、入会後の指導でいくらでも力をつけられと考えています。

 小学生用の入会試験の定番は、「入会試験Ⅰ」と言われるものです。こちらは、小4の2月を基準としております。この時期にA合格(全6問中5問正解)をした子の合格可能性が高いということが実証されております。この入会試験が使えるのは、正確にはわかりませんが、小5前半がぎりぎりなのかなと見ています。小5の2月合格だと「できて当然」という判断です。ですから、この時期に「できない」というのは、「落ちる」可能性が限りなく高いでしょう。小6では使えないかもしれませんが、ただ小6でS合格(満点)をとった子は最低限「伸びていく」可能性は見込めるとは考えております。

 小3の2月だとどうか。この時期にもしA合格をとる子なら、ある意味天才でしょう。残念ながら、小3で実施して、満足に点を取れた子は今のところいません。小3については、やはり通知表の「よくできる」が目安(8割超)になろうかと思います。

 入会試験に合格した場合の手続き

 試験実施の日から「3日以内」に入会の申込がなければ、入会申込資格は消滅します。入会申込後はまずすみやかに入会申込書及び入会金のお支払いをしてください。この手続きが終わった時点で、入会が確定します。通塾開始について、ご事情がありましたら、お申し出により斟酌する場合があります。

 ◎パニック発生について

 竹の会は、通常、数学、英語、国語について、レジュメ指導を実施しております。その進度は、学校の進度とは一切関係ありません。都立日比谷、西、戸山に合格するという目的に即した指導展開です。能力と努力を惜しまない生徒であればいくらでも先へ進めることが可能です。英語、数学共に順調なら目的への道は確実に縮めていることでしょう。が、文字式の計算レベルでは理解を疑うような混乱、be動詞と一般動詞における、たとえば否定文では、doesn’tとareが同時に出てきたりと、パニックに陥っていることが明白な事態も生じております。あるいは単語の暗記がなかなかできないという生徒も出てきました。特に、中学で文字を整然と書けないというのは、理科や社会をまとめるとき、ノートが雑然としたものになるわけで、将来に不安を残すことになります。

 パニックが発生した生徒については、先へ進めることはできません。

 ◎竹の会の新中1、新中2のみなさんへ

 中3は「ない」ものと思って、この1年間、ないし2年間を勉強に専念してください。都立戸山ならこれまでの竹の会の進捗具合でもいいでしょう。しかし、日比谷、西に絶対合格となると、話しは違います。特に、日比谷合格というのは、ひとつの目安として、早稲田実業高校に合格することでしょう。これまでの小学時代のように甘い認識は捨ててください。勉強を犠牲にして何かを楽しむなどと言う人が、日比谷に合格できるとは思いません。また夏休みに1日7時間以上の勉強ができない人にも無理です。2年10か月後ないし1年10か月後、つまり2月24日都立受験、3月2日合格発表と想定して、その掲示板に自分の番号が見つけられるか、という具体的な状況を常に想い描いて日々の勉強に取り組んでください。

 ◎塾の意味を問え

 塾は、少なくとも塾に通うというのであれば、それが意味あるものでなくてはならないのは当然だと思います。

 大手進学塾で失敗する人の中には、かなりに能力の高い人もふくまれています。かつて早稲田実業高校に合格した鈴木君が「合う合わないがある」と申しておりましたけど、鈴木君は小4から小6まで3年弱通った日能研では芽が出なかった。彼を実際に指導してわたしはこれだけの天才が中くらいの成績とは、日能研というのはいったいどういう子たちが集まっているのかと思ったものです。かれが中学入試に失敗して、いや彼は桐光学園には合格していたのですが、第一志望の慶應に失敗したという意味ですが、かれが中学の3年間、柔道をやり、生徒会長で活躍しながら、当時、渋谷区で唯一の早実合格者となったのは知る人ぞ知る事実です。しかも、河合塾や代ゼミなどに通っていた「できる」連中がすべて落ちて、結局がかれが一番いいところに受かっていたという後日談つきでした。

 しかし、かれのようなケースはめずらしく、大手の日能研や四谷大塚に通っても、芽が出ないどころか、全く冴えないままにただ通っているという子たちが大勢いるのかと思います。少なくとも日能研で「中」の順位では芽が出ないままに終わる可能性は強い。能力がすでに見えている子たちが同じ授業を受け、同じ講習を受けているのだから、同じように勉強していけば、「中」の位置は永久に変わらない。順位の変動があるのは、自分より上の位置にいる子が、なんらかの理由で勉強しなくなったときだけです。

 わたしはこれまでに少なからず、大手のたとえば日能研、四谷大塚、栄光ゼミナールなどに1年、2年と通い続けてきた子たちの学力を見る機会がありましたが、一人としてまともな学力をつけていた人を見たことがありません。例外なく、計算力はほとんどない、割合などはとても理解しているとは言えない、ひどい状況の子ばかりでした。恐いのは、そういう状況でも、自分たちが「できる」と思い込んでいることでした。それは自分たちの素の力を知らないか、知ろうとしない態度なのかと思いました。大手の塾というものがそういう子たちの素の力を丁寧に検査していればすぐわかることなのに、大手というのは、そういうことは決してしないものです。「できない」という真実をあからさまにしても、1年も2年も通ってきた事実から大手が自らの過失を認めることになるからです。そんなにできない子たちなのに、大手で毎週実施しているという土曜テスト類では「できる」という結果が出ているというのが、誠に恐いことです。これでは親は大手のシステムの中で大手のマッチポンプに踊らされているだけでしょ。多くのが親たちが、大手の中では、「成績はそれほど悪くない」と感じている、これこそが大手がいかに長く親や子を通わせるかのプログラムの実行にほかならないのです。

 賢明な親御さんならいつかどこかで気づくはずです。「なにかおかしい」、「うちの子はほんとうに実力があるのか」と自分の子の真の実力に疑いの芽を持ち始める。通えば通うほど恐ろしい習慣の罠にはまり込んでいく、見事なシステムとしか言いようがありません。

 世の中には塾なしで学年1番、2番などという天才がいるものです。こういう子たちの中には、本物の天才もいます。つまり、中3になっても塾なしのそれまでの2年間を引き摺ることなく日比谷へ入る子もときたまいます。しかし、そういう天才は超例外です。昨今の高校受験の現実はそう甘いものではありません。中学2年間「塾なし」ということが、つまり中3になって受験勉強を始めるということの意味が、どういう結果をもたらすかです。既にして中2までに高校受験の数学、英語などが一定の水準にまで達している人たちと比べて、果たしてそういう塾なし学年1番がどこまで戦えるかということです。

 竹の会は、戦略的に、高校受験を捉えています。中2までに一応の完成をめざし、すなわち中3は「ない」もの、おまけとして戦略を立てています。塾なしで学年1番、日比谷合格などという超天才などなんの目安にもなりません。

 

 

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