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来週より竹の会夏期指導終盤へ

2017.08.19

 一週間ぶりの更新です。連日指導に追われながらただただこの過酷な日程をこなすばかりです。長期予報では9月10月は炎暑が続くと言っておりましたが、8月はどちらかというと曇りと雨ばかりで日照不足の声も聞こえてきます。これまでに気象庁の長期予報があたったという印象は薄く、温暖化の影響で想定外の気候変動が生起しているようだというのは素人のわたしにも不気味に推測できます。

 いよいよ来週で竹の会の夏期指導も終わります。9月に入りますと、小6と中3は一気に受験モードに突入です。竹の会の7時間指導が初経験のみなさんもよくこの7時間の指導に積極的に勉強に取り組んできたと思います。脱落者は1名のみと認識しております。また7時間の家庭学習を実行しているみなさんも複数いるのではと期待しております。夏休み明けには是非その勉強の記録表を見せてもらいたいと思います。竹の会の7時間の指導が耐えられない子には家庭での7時間の勉強などとても期待できないのだろうとは思います。小6の中には無断欠席や3、4時間の遅刻を繰り返すという脱落者が出ましたが、小4には初めての7時間指導ということで親御さんも心配しましたけどしっかりと7時間勉強しきったという子もいまして親御さんを驚かせております。というか「竹の会を休みたくない」という子がほぼ全員というのも不思議なことです。竹の会では欠席の場合でも振り替えということはしないこととしていますが、夏には振り替えを熱望する親御さんが多いのには驚きました。竹の会では授業というものはないので、振り替えというものはしません。指導というのは本人ごとに進度が異なることを前提にしてその継続的な指導の全体をひとつの指導期間としてみるものです。授業に遅れるという概念はないのです。それから渋谷Aと渋谷Bは全くの別の指導クラスであり、便宜的に振り替えするなどのことはありえません。入会時にこのことは承諾いただいて申込されているはずです。夏期は例外処置です。欠席を考慮して余分に4回のサービス回を設けてもいます。本来このサービス回の振り替えなどというのはおかしなことなのです。ただ勉強熱心という一点で配慮しました。

 竹の会では指導が成功裏に進められているかを重視しております。進捗なしという事態が続けばこれは退塾するしかないのだということを予め承諾いただいていると理解しております。竹の会がメールで発信する「退塾勧告」は、事実上の退塾告知とお考えください。指導における勉強姿勢が竹の会の指導スピリットに明らかに相容れないと判断しましたときは、迷わずこのメールを発信することになります。

 受検目的のみなさんは、合否の見通しが立たないというときは自主的に退塾されることが望ましいと考えております。竹の会の指導レジュメの進捗がはかばかしくない、という状況はその目安となろうかと思います。はかばかしくないとは、「合格はんこ」をとりながら進められないという場合が普通です。課題レジュメをほとんど出さないというのも同様です。家庭学習時間が5時間を切るようでは受検などしないことです。また7時間の指導時間中の集中した勉強姿勢も問われます。あるいは「解き直し」や「書き直し」をきちんとやっているのか、「7回解き直し」を実行しているのか、も重要です。

 合否の目安

 模試の成績をとることがいいことは当然です。ただ過去模試の成績がよくなかったけれど合格したという子も少数ながらいます。具体的に言います。小石川、桜修館、両国クラスでは、竹の会の推論系レジュメについて「合格はんこ」を取りながら進めていくのが合格の必要十分条件になります。もちろん富士や白鷗、九段クラスでもこうした推論系のレジュメを成功裡に進めた方が合格には絶対有利です。ちなみに28年富士合格者は推論系は「推論を鍛える」(標準編をふくむ)をやりましたが、合格はんこはほとんどなし、白鷗合格者にいたっては推論系は一切やれませんでした。九段合格者は「推論算数」までやりました。

 ※推論系レジュメとは

  「推論を鍛える」、「推論を鍛える 標準編」、「初見問題の研究」、「推論算数」、「新推論を鍛える」などをいいます。

 ※推論系レジュメの最高峰

  「算数をクリアーにする」をマスターすればほぼ合格は間違いないと思いますが、実は、竹の会にある推論シリーズは、さらにさまざまな作品が制作されていまして、それらすべてをやりきるのは不可能なほどの量です。そうした珠玉の作品の中からわたしがセレクトして提供しております。

 ※レジュメの7回解き直しは合格の必須条件

 夏のメインレジュメ「算数をクリアーにする」に入れないままに夏を終わろうとする小6が多数いますが、このレジュメを使えるタイムリミットは遅くとも10月までです。11月からの7回解き直しを考えるとそこが限界です。11月からは指導日に2、3枚の指導レジュメをやり、残りの時間はすべて解き直しに使います。解き直しのレジュメは指導日に必ず持参してください。

 ※作文試験は指導日には必ず実施

  小5をふくめて毎回45分の制限時間内に作文を書く練習を続けます。作文には、解説、わたしの書いた合格作文例、仲間の合格作文を配布します。作文は必ず書き直ししてください。

 ※受検のための指導開始は通常小5の2月からスタート

  それまでにできる限り算数レジュメを進めておくことです。

  算数五部作をまずマスターしてください。

  五部作とは

  「算数の魁」「思考の鍵」「小学思考の素 割合問題編」「新小学思考の素」「小学思考の素 その他の問題編」 以上です。

  さらに進んだ人は、

  「推理の素」「思考の源」「共通問題」「1%下巻」などに進めてください。

  小5のみなさんは、9月から課題レジュメが増えます。

  「理科をクリアーにする」「社会をクリアーにする」「資料から考える」「読解の素」など

  小6桜修館受検者は9月以降毎回「桜修館の作文」を試験形式で実施します。

◎竹の会の子どもたちはどうして竹の会を休むのが嫌なのか

 竹の会に入会した子たちはほとんどが竹の会を休むことを嫌がるようになります。「休みたくない」と言います。これは不思議なことです。竹の会の指導というものがそうした子どもたちの心的な変化をもたらすものであることは推測できます。竹の会ではひとりの子を指導するとして、その子の学力段階、能力段階を見極めた上で徹底した基礎訓練を課します。これはできるまでやります。計算などは達人域にたっするまで繰り返します。割合に焦点を当ててこれも「わかる」ということをいちいち見極めながら進めていきます。竹の会では割合だけ1年以上鍛え上げます。つまりは思考訓練を徹底的にやります。それはとりもなおさず勉強のスタンスをつくりあげることでもあるのです。

 「わかるから楽しい」、子どもたちはきっとこう思っているにちがいないと思います。わたしは理解を確認しながら進めています。そういう理解を確かめながら進めるレジュメを製作しています。子どもたちが竹の会を好きになるのは、まずは「わかる」から「面白い」ということです。自分で「わかる」のがわかるのです。面白いから長時間の勉強にも耐えられるのです。

 ◎子どものわがままを親がそのまま認めていけばどうなるかはわかりそうなものだが

  わたしはそういう親をバカ親と呼んでいます。中には親自身が好き勝手して子どものことを考えないという例もあろうかと思いますが、これは論外です。子のためにいろいろと尽くすというのが親でしょ。親が子の言うままになんでもかなえてやっていては陸な子にならないでしょ。そもそもそういう親の子にどんな未来が待っているのかということです。勉強しない人間がろくなものにならないのはあたりまえです。高校だって日比谷や西に行くのと私立単願でどこでも私立に行くのとではもう未来は全く違うでしょ。もちろん日比谷に行ったって落ちこぼれるやつはいる。しかし、だから勉強しないという論理にはならない。わたしたちはみなとにかくいい道を選べばいい未来に進める蓋然性が高いという理由で動いているはずではないか。勉強しない小学生がそのままに中学生になっていったいどういう高校に行くというのか。高校ならどこでもいいというわけにはいかないでしょ。大学はどこになるのか、これがまた節目となる。大学に行っても終わりではない。社会に出て飯を食べていく。どうやって食べていくか。職を得る。職が何かで人生は変わる。みなわかっていることではないか。だから勉強するのである。子が自立できないほどに甘やかせて、過保護に育ててどうするのか。勉強もしないバカ息子、バカ娘にしてどうするのか。社会に出て自立もできない子を作るのは無責任というか、結局子を不幸にしているだけではないか。習い事、稽古事も結構ですが、それで将来飯を食っていけるか、でしょ。勉強はやり出したらいくら時間があっても足りない、そんなこともわかっていないからバカ親なんです。

 子どもというのは日常的にがまんするということをしつけなければならないのです。なんでも欲しい物は買い与える、子が望めばなんでも思い通りにしてやる、そういうことをやっていれば、我慢する、譲る、辛抱するということを知らない、欠落した人間を作るということがわからないのだろうか。芸能人のバカ息子やバカ娘がわがまま放題に放任されてどうなったか実例ならいくらでもあるでしょ。

 子どもというのは訓練(しつけ)してなんぼです。小4の前後が勝負です。学校はダメですね。学校の優等生クラス(「よくできる」が8割)でも割合の「わ」の字もわかっていない。わたしの経験では小4の4月がいちばんいい。この時期から基本を徹底して訓練していくのである。この訓練というとき、大切なのは勉強というものに対する対し方、姿勢というものをたたきこむことである。それは思考するという姿勢を培うことにほかならない。竹の会は小学生に思考、学問の基本というものをたたきこむ、訓練するということをしてきただけである。大手塾を代表とする東京の塾が、形式的に、テキストを使い講師が授業するという、まるで学校の焼き直しみたいな方法を竹の会は否定してきました。大手のイメージを前提に竹の会にやってきていろいろと尋ねるのは意味がない。そういう大手でじゃああなたの息子や娘は伸びたのでしょうか。まずほとんどが伸びるどころか、バカが進んだだけでしょ。

 それから学校説明会や塾説明会などを渡りあるいて、受験情報やらさまざまな内部情報などやたら詳しいおばはんがいますけど、なぜかそういうおばはんの娘や息子は見事に受験は失敗することになっています。情報ばかり追い回して肝心の勉強をやってないのです。というか、いつもブレテばかりいて軸がない。それがこういうおばはんの特徴です。その子どもというのはたいてい実力がない。つまりそういうおばはんはいつも「方法」ばかり追い回している。だからいつもブレまくっている。アホの骨頂です。

 竹の会の子たちは確実に力をつけています。進捗しています。だから竹の会でも進捗はかばかしからずというなら早々に退塾するというのがまたいい判断です。といってもその子がどうなるかはあえて申しませんが。

 

 

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