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都立日比谷、西、戸山への道~今は人の何倍も英語に時間をかけろ/相関関係の誤謬/大手の為してきた無為という罪

2016.04.18

 おはようございます。昨日とは打って変わって穏やかな春の日よりです。熊本・大分の地震は昨日は小康状態であったやに思いますが、映像で見る被害、惨状は、これほどのものであったかと驚くばかりです。地殻の変動は収まるところを知らず、とりあえずの安定、おそらく活断層のさらなるずれで安定を調整するのかと、素人目に思ってしまいますが、断層による安定が図られるまで続くのか、と推測します。地下深くの地殻のバランスの喪失がもたらす、安定化に向けた、地殻の変動、その反動エネルギーは地表で暮らす人間の生活を一気に覆してしまいました。このときほど人間の情念が作り出した信仰、神などというもののありえないことを確信するときはありません。

 親、姉弟が暮らす大分、別府のことを気にしながらも、川内原発はすぐ近くであれだけ地震が頻発しているのに、なぜ警戒して停止させないのだろう、と奇異な感じがします。直撃でもしなければ止めることはないということなのか。それはどう考えてもおかしいのではないか。人間というのは、思い込みで動く、しかも現実に起きたことを過大に評価し、起きなかったことは起きない、と勝手にバイアスをかけてしまう、まことに不合理な人種です。

 相関関係の誤謬(ごびゅう)について

 現在起きている地震が川内原発では起きない、という相関関係の否定、これが国、電力会社の勝手な判断ですが、「起きたこと」はあり得ることで、「起きないこと」は、あり得ないことだという根拠は、全く科学的な判断ではありません。わたしたちは、相関関係というものをほんとうはありもしない事実、仮説を立てることによって、肯定してしまう思考の罠に見事にはまってしまいます。 

 大手の広告する合格者数に、大手に行けば合格する、というあまりにも知的なものの欠落した、相関関係を過大に認めてしまう世の、そのほとんどが属するであろう、B層の親たちの存在が、大手の塾には誠に都合のいい存在であったことか。もっと言えば、B層のあまりにも国民に占める率が高いがゆえに、政権にはこれほど都合よく国民を騙せることにもなるのである。介護保険というのは、体のいい、姥捨て山、高齢者層の廃棄政策でしょ。ここに若い人たちが雇用機会として期待したのは実は幻影であったことが明らかになる。低賃金と過酷な労働の場でしかない、介護の現場に、若い人たちは絶望し、未来に展望ももてないままに、使い捨てられてゆく。

 いや横道に逸れた。大手というのは、合格者数、それもどこまで信じていいのか、怪しい数を出して、喧伝するよりも、自分たちの塾で、いったいどれだけの人たちが通い、その中の何人が合格することができたのか、そういうことを明らかにしなければならない。しかし、そんなことをしたらたちまち大手というところが、ただの幻滅の場でしかないということを世間に露わにしてしまうことになる。あの上場を果たしたエナにしても、上場ということは、営業利益を上げる、ということの表明であり、塾というものが、利潤追求を目的とした株主の利益を図る集団であるということを公然と表明したことになる。竹の会でたまたまエナの模試を受検したとき、なんと2500人もの受検者がいたという。これで落ちた人の数を問えば、2000人以上の人たちが落ちていることになる。大手に行けば受かるのではなくて、むしろ落ちるというのが、まともな理解なのに、世のB層の親たちは、起きたこと、いや自分に意味あることが起きることと思って疑わない。

 世の中には、いや東京には、大手に限らず、中小の塾が腐るほどある。わたしは、そういう塾の中身など何も知らないけれど、時として、竹の会を訪れる人からそういう塾の内実を知らされることはあるが、一度としてまとまな印象を持ったことがない。

 わたしが残念でしかたないのは、小6になって竹の会にきた子たちのことである。大手に1年以上いてとにかくも竹の会に来た子たちのことである。大手の1年間でいったい何を学んできたのか、と悔やまれる。計算力は「なし」に等しい。割合の理解もゼロに近い。大手というのは、こういう状態の子を1年も何もしないで引っ張れるのだ、いや親がそういうことに何も文句も言わずに、逆に、信頼している節さえあるのが、すごい。竹の会にくれば、すぐにできるか、できないか、たちまち白日の下にさらされる。まやかしは効かない。割合なら何百という問いで検証される。曖昧な理解はすぐに突き崩される。大手からきた小6は例外なく竹の会で鍛えられた小5、ときには、小4にも劣る。それだけ大手などで無為に過ごしたことの代償は大きい、取り返しのつかない、ものである。

 計算もできない、割合もわかっていない、そういう子が、適性問題など解けることは絶対にない。実際試してみればすぐわかることだ。適性が自分の頭で考えて解けるには、計算、割合などに強かな思考形成が前提だ。だから竹の会にそういうことをやらないままに来れば、そういうところを省略することはできない。そういうことをやらないままに適性の問題など解かせても、全問説明でもしなければ先へも進めない。そういうことをして、つまり自分で解くこともないままに終わらせて、合格などありえない、少なくとも、わたしの中に合格はない。

 わたしは竹の会が正規に募集しているときに来てほしい、と心から願っている。小4の2月から指導というのが、いや遅くとも2月指導開始というのが、最低の合格を確実にする条件だ。できれば小3の2月から小4の2月の間に来るのが理想である。小4の2月にくれば、小5の1年間を徹底して基本の訓練にあてることができる。小5の2月から、思考訓練と適性訓練に入ることができるのだ。これが、小3の2月ならもっといい。が、精神的な幼さを考えると、小4の夏前後がいちばんいいのかもしれない。小石川に合格するほどの子は小4の夏でも十分に精神的に熟している。逆に、この時期でも幼いという子は、脈がないかもしれない。というか、この年齢で、勉強の熱意がどこまで感じられるか、これでわかる、決まっている気がする。幼いから勉強の欲がないという子は、結局高学年になってもないままというのが普通である。年齢が上がれば変わるということはまずない。

 竹の会に来るのであれば、タイミングを逸してはならない。小4の今である。今が絶好のタイミングである。そして大手で過ごす、いや他塾で過ごす1年と竹の会の1年はあまりにも違いすぎる。いいですか。竹の会では、小4の3月から指導を始めた子が今います。入会試験でA合格です。A合格というのは、6問中5問正解です。この時期のA合格というのは、伸びることになっている。小5の2月のA合格にはこのような見通しは成り立たない。事実、その小4は、通分も知らなかったのに、分数混合の複雑な四則、つまり私立難関中で出されるレベルの計算を1月でマスターした。竹の会でマスターしたというのは、ただやりかたがわかったということではない。できるかどうかは、未知の問題を解かせて調べる。それから多くの小学生が躓く逆算、これはさすがに今もまだマスターしたとは言えないけれど、とにかく進めている。入会してまだ2か月も経っていないのに、定番の「算数の魁」に入り、合格はんこをとりながら進めている。いいですか、大手からきた小6や小5が、割合はわかるというので、このレジュメの問題を解かせてみたら、全然歯が立たない、それをこの新小5はもう合格はんこを取りながら前へ進められるまでになっている。この「算数の魁」に入るまでにこなした割合導入のレジュメは、5000枚ほどか。竹の会はほんとうに理解していなければ決して前へは進めない、そういうシステムになっている。前へ進めたときは、合格はんこをとる、つまり自分の頭で考えて解ける、そういう状態に仕上がっているのが、前提である。竹の会の割合レジュメは、膨大な量ある。だから早く来れば来るほどやれるレジュメが多くなる。小6でくると、多くのレジュメを割愛せざるをえない。そこそこで折り合いをつけて先へ進めるしかない。思考力形成不十分は承知で進めるしかない。竹の会では早くにきた小4が、大手で1年過ごした小5、大手で1年ないし2年過ごした小6よりはるかにできるのがあたりまえである。平成23年に小石川に合格したO君は、小4の8月から指導開始したが、小4の2月の段階で、小5はもちろん、小6も勝てないほどできた。大手で過ごした小5,小6は、竹の会の小4に決して勝てないし、勝った例しがない。

 竹の会の指導とは、それほどのものである。これはやってみればすぐわかることである。竹の会に子どもさんを実際に入会させた親御さんがいちばんわかっていることである。自分の子の変わりように驚くのがたいていの常のことであった。子本人の変化、変貌ぶりに親が驚く、それが竹の会の指導の奇跡である。

 ◎新中1のみなさん、今は、英語に何時間でもかけられるだけの時間をかけなさい

 現在、竹の会では、新中1に、英単語の暗記を強要しております。目標は、5月連休前までに500語の完全暗記です。単語は、まず「覚える単語」レジュメ5回分を渡し、合格するまで、テストを繰り返しています。並行して文法の基本をこちらも体得できるまでテストを繰り返しています。現在実施中の、判定テスト5回までは完全合格するまで先へは決して進めません。Be動詞と一般動詞の3人称単数現在のルールを混合した、問題で、例えば、塾に行ったことのない中3、あるいは、大手に通う中3でも、このレジュメで一度で完全合格した生徒は見たことがありません。わたしが中学生が誤りやすいように細工を凝らして制作した問題ばかりです。まず、この5回までを完全にクリアしなければ、6回以降には進めません。竹の会の英語レジュメは膨大な量に達します。まず数百枚の練習レジュメを定番のテキスト、私の著作「新英語指導案」に入るまで、実践します。やればやるほど、今なら、力が一気につけられる。だから毎日、3時間、いや5時間すべて使っても英語をやってください。そうすれば、1年も経てば、中2までの英語を終わらせられるでしょう。竹の会で英語で悩む生徒はいません。英語はできてあたりまえの科目です。できないのは、なまけものだけです。そして竹の会には怠け者はいません。怠け者は竹の会を去るほかない。

 

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