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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

高校入試指導の神

2020.07.23

 

高校入試指導の神

 首都圏高校入試指導歴35年。個人の成績情報を総合判断して指導するのが得意なのかもしれません。この場合の個人の成績情報とは必ずしも定期テストの結果、内申、模試の結果のみを意味するわけではありません。いやむしろそれ以外のわたし個人の設定した条件下でのデータの方が重要なのかと思っています。
 それではわたしの設定した条件下での個人の成績情報とは具体的に何か、です。
 わたしが、最も重視するのは、過去問を制限時間内に解いた経験値です。これは、5科目全てについて、過去20年分以上はほしいですね。
 最近は、過去問題集を渡すと、家で解いたと言って結果も報告しない生徒もいましたが、わたしには理解できないですね。病院で病気の原因を調べるためいろいろと検査をやりますが、この検査を拒否するようなものです。医師が判断できないわけですから、治す気があるのか、「ない」ということになる。
 わたしは、ほかにいろいろな検査をする。それから検査に基づいてまたいろいろな指示を出す。処方するわけです。
 わたしは、高校入試に必要な基本知識の履修には、わたしの書いた、ないしは編集したレジュメというものを使います。例えば、数学なら、中学で学ぶ全範囲をレジュメにしています。都内の教科書を何冊か参照しながら必要十分な知識を整理しました。また高校入試の過去問をレジュメ化しました。問題の編集、解説はわたしの完全オリジナルです。過去問は偏差値70前後以上は過去20年〜30年分、偏差値60以上は20年分は網羅的に、解きかつ解答解説を作りました。受験生の志望校に合わせて偏差値50前後の問題もほぼ総覧しました。都立は、30年〜40年研究しました。独自校化した年、多分平成12、3年からの独自問題も研究してきました。私立は、慶應、早稲田系高校は当然研究対象でした。進学系高校としては、開成、武蔵、海城、巣鴨などは研究しました。附属系高校では、青学、日大系など。わたしが教材として好んで使った高校があります。小問20題形式で、中学全般から過不足なく出しているため、高校受験の基礎を見直すのにちょうどよかったのです。それとして、帝京高校や東海大高輪がお薦めでした。帝京大学は、なかなか奥の深い良問があり、よく使いました。高校入試問題の大半の形式は、5題出題です。そのうち3題は、二次関数、円、立体が出題されるのが普通です。私立中堅の合格ラインは60%ですから、この三分野をマスターしていれば、よかったのです。まあ、細かい出題分析というのは、実はいろいろありまして、そこは学校に合わせていろいろと手を打つわけです。竹の会が、高校受験に強かったのには、それなりの根拠があったのです。
 以上は、数学を例に述べてきたものですが、英語は英語でまた述べればそれなりの歴史があります。竹の会の子どもたちは、共通問題時代の都立英語では、満点を取る子が続出したものです。これは、竹の会には、それを可能にした奇蹟の英語テキストがあったからです。この竹の会の英語テキスト完成までの歴史はまさに苦難に満ちたものでした。

 竹の会の定番英語テキストとして、今は、「新英語指導案」と「入試英語指導案」の2つをあげておきます。前者はこれ1冊で都立駒場レベルの英語は100点がとれるように作りました。このテキストを執筆するために参照した主な文献は、市販の20冊以上の問題集・参考書、公立中の定期テスト、青山学院中等部のプリント、プログレス英語、都立過去問、高校用英語教材などです。入試に必要なエッセンスを100ページ弱にまとめきりました。過去には部活に追われて勉強時間の取れなかった女子がこれ1冊のみやって都立富士高校に合格したことがあります。竹の会では、このテキストを中1後半から投入し、遅くとも中2の夏前には終わらせます。早い子だと中1までに終わらせています。「入試英語指導案」は、私立対策のために執筆したものです。ベースとして参考にしたのは、早稲田実業高校の過去問20年分です。それに慶應女子の英語を参照しています。もともとが「英語ポイント集」として早稲田実業高校を受験することになった生徒のために作りました。その後慶應女子を受験する生徒がいまして、さらに増補したものです。竹の会では、高校受験の英語は、竹の会では最近は中1から中2前半までにマスターしてしまうのが普通です。竹の会では特に、英文解釈に力を入れており、英語5文型思考を解釈の基本として指導しております。テキストとしては、プログレスの副読本を使っていましたが、今は絶版となっています。その中の20篇ほどの英文にわたしが詳細な解説を付して和訳したものがあり、まずこれを読ませています。その上で、日栄社の「高校用英文解釈初級」とうのがありまして、かつてはこれを使っていたのですが、これも遂には絶版となってしまいました。竹の会では、昭和60年から使ってきたもので残念です。ただ幸い旧版のデータがあり、それを使っていますが、代わりになるテキストをずっと探しています。わたしとしては高校用英語副読本が一番と思っていますが、これは高校の先生でないと手に入りません。高校の数学の先生ならなんとか伝はあるのですが、なにか面倒くさい。それでいつも代わるものを探しています。

 国語については、読解について執筆したものがありますが、ここでは専ら過去問をいきなり使っています。特に、中2夏以降からは高校入試の過去問を毎回の指導で必ず1通解かせるということをしております。ただこれができるのは、数学、英語を一通り終わらせている生徒のみです。この方法で生徒はほぼ100点を取れるようになります。漢検は2級をとるように指導しております。

 理科、社会については、中2の夏の集中指導の参加を条件に、(かなり高価な)テキストを無償にて渡してきましたが、これを中2が終わるまでに数回まわすことを指示してきました。今年はコロナの影響で夏期が全員参加でなくなり、不参加者もそれなりにいまして、特に中学生が不参加の場合、予定していたテキストの配布がないため、竹の会の推奨する市販のテキストを自費で購入していただくようにお願いしています。実際に、これを購入したかどうかのわかりませんし、わたしから指示を出す状態にはなっていません。理科、社会の指導は事実上休眠状態にあることをご了解ください。次回の配布は次の冬期になる予定です。

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 左は「入試英語指導案」      右は「入試英語指導案」    

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 「英語ポイント集」(絶版ょ   竹の会の課題レジュメ

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竹の会の日本史概説

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竹の会とは

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