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小6で失速するのはなぜか

2023.01.20

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小6で失速するのはなぜか
 思い当たるのは、「小5までの勉強総量の絶対的不足」しかない。
 令和4年受検組は、小6中途、小5後半まで大手にいた子ばかりで、割合の基本から教え込まなければなかったことが、後々の遅れの原因となっている。こういう子たちが巻き返すことがどれだけ困難かよくわかるデータです。
 また早くから竹の会にいた子たちも勉強不足は否めないと思います。ちょうどコロナ感染最盛期であったことから小5の中には塾を1か月以上休む子、夏期などの季節講習に出ない子などが違和感もなくいて、私を不安にさせました。このまま小6になったらどうなるのか、懸念はそのまま現実となりました。予測通り最初の早稲田模試は壊滅的な結果でした。それをそのまま本番まで引き摺ることになりました。
 小4、小5での勉強の総量不足は火を見るよりも明らかでした。家庭学習が「ない」ということであったのかと思います。受検するということがこれほど蔑ろにされたことはありません。コロナの恐怖・不安から受検についての親の思考力が麻痺したとしか思えません。コロナの恐怖からか家庭で勉強のことをやかましく言わない雰囲気を感じました。そうは言っても、小5の夏に講習に申し込まない子たちにはさすがに失望しました。これで「合格はない」と落胆もしました。

 コロナが流行る前までは小5には2タイプありました。勉強最優先の家庭と習い事・稽古事・家族レジャーなどを併存と言いながら優先する家庭の2タイプです。もちろん前者は成功し、後者は失敗しました。前者のタイプは、勉強時間総量の確保に成功し、後者は勉強時間総量が絶対的に不足していた、それだけのことです。注意しておきたいのは、小6になってからの話しではありません。小5までの話しです。
 受検とは、どれだけ合格に必要な勉強時間の総量を確保するか、にかかっています。勉強時間の総量を確保した者は受かり、絶対的に不足が目立った者は落ちるべくして落ちた、ただそれだけのことです。勉強時間総量の絶対的不足を招いたのは、時間を浪費したからにほかなりません。勉強以外に時間を使うのは浪費です。習い事・稽古事にどれだけ時間総量を費やしましたか。旅行など家族レジャーにどれだけ時間総量を費やしましたか。その総量を勉強に振り向けていたら、合格に必要な勉強総量を確保できたかもしれないのです。不合格の原因は、小5までの勉強総量不足にあります。小6になっても小5までの習い性は消えることはありませんから勉強総量不足に拍車がかかるのです。
 一途に勉強に取り組んできた子たちが、合格して春を迎えることができた、それだけのことです。
 勉強総量不足は、7月の早稲田模試で露顕してきた、それが真実ではないか、と思います。
 竹の会では近年、入会試験免除、仮体験入会の子を入会させた影響が顕著で、受検レベルに達することはないままに受検に突入という、意に沿わない受検が目立ちました。正直受検は諦めて早めに高校受験に切り替えたほうが得策であったと思うのですが、そうもいかないのが受検という魔物です。能力未熟なままの適性訓練は基礎学力を置き去りにして、やっても意味のない適性演習に無駄に時間を費やすだけのことです。そして高校入試を見据えての、早急に固めなければならかった基本学力を空洞にしていくのです。基本学力を疎かにしたままに、区立中学に入ることのリスクは計り知れないほど人生にのしかかります。結局都立は落ちるべくして落ちて、区立中学では学習不振となることが確定してしまうということです。まるで坂道を転げ落ちるように転落していくのです。つまり、中学での再起はないということです。まるで絵に描いたような転落の道です。 

 実は竹の会で中1までに止めた生徒のほとんどはその定型をまるで絵に描いたように示していました。わかりきった転落の軌跡を描いたのでした。基礎ができていないということはそんなに大きなことでした。中学でいくら何を学んでも基礎のない人には糠に釘です。計算力、割合思考に修練を積んだ子は強い。中学でもやっていけます。ところが、小学でこれを疎かにしてきた子は、中学でどうにかなるということはないのです。親はここのところがまるでわかっていない。都立受検をすることが、大切な基礎を学ぶ機会を奪っている。そのことに気がつかない。基礎のダメな子は、中学に入ればすぐわかることですが、落ちるところまで落ちます。悲劇なのは、中学は小学校と違って、必ず中間テスト、期末テストで、成績が顕わになることです。小学まで潜行していた能力・学力格差が、中学で突如として吹き出す、姿を現すのです。これには親も悲鳴をあげるしかない。毎回毎回わが子の成績を数字で示されるからです。小学校はここがオブラートで見事に隠されていた。中学になった途端に親はたちまち子の成績不振を衆人の目に晒すことになり、耐えられない羞恥心に悩まされることになる。しかしその時はもう遅い。ゲームオーバー‼️

 

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