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現代受験論🔷受検は無理、しかし、基本は必要‼️

2025.05.16

🔷受検は無理、しかし、基本は必要‼️

 かつて「受検は無理です」と母親に伝えたら、「無理ならやめます」とやめた小4だったか、小5がいた。いやちょっと待てよ、確かに、受検でやってきたのだが、受検は無理なほど、頭も悪いか、基本もできていないのなら、塾をやめるのではなくて、それなら基本をしっかり学んで高校入試に備えたい、となるのではないか。しかし、わたしの知る親は、塾代がもったいないという素ぶりが見え見えで、やめていった。
 さて、そんな「ない」学力で、公立中学に入って、落ちこぼれるのは目に見えているのに、小学で学力をつけるために塾に通うという発想がないのは、どうしたことか。実は、長い間、塾をやっていると、そういう親の方がむしろ多数派なのである。経済的にギリギリの、あるいは民度の低い層が、都立だからと、つまり、カネがかからないからと、仕方なく塾代を出して、塾に通わせていた、ということなのであろう。
 いわゆる、難関校を狙う家庭層とは、自ずと違う。高校受験は、中学受験という機会を逸した、あるいはスルーした天才たちの、最後の機会である。筑駒、開成、渋幕、早慶系列校を目指して復活を図る戦いである。カネをかけるのは前提である。学歴は、投資をして、獲得する、それが受験である。
 カネをかけないでコツコツ勉強してせめて都立の上位校を目指すという二宮金次郎型の家庭が少なからずあるのは、すでに時代に捨てられた存在とはいえ悲劇である。そもそも例えば、都立日比谷も、合格しさえすればそれでいい、という人種は、端から問題にもならない。上位25%以内にいて、初めて合格してよかったということになるのである。日比谷は、筑駒、開成、慶應女子、早実などに合格した人間の多くが押し寄せるところである。そこで25%内というのが、如何に大変なことかわかる。日比谷に単に内申がいいからというだけで推薦で合格しても、落ちこぼれるのが落ちである。ちなみに、竹の会の筑駒合格者は、駿台模試で日比谷全志望者中の第1位を4回の模試すべてでとった。筑駒に受かって、もう日比谷は願書出してたけど、行くのがアホらしくなったのか、結局受けなかった。
 受験を二宮金次郎型でコツコツカネかけないでやる家庭は先のない道を進めばいい。
 竹の会の投資型受験は、トップを取るための受験である。今年は、竹の会の卒業生が、2名東大に合格した。一人は、開成高校でもトップクラスにいた子で、開成の親たちからも一目おかれていたという。竹の会の指導レベルが、高校受験ながら大学受験レベルにあることは誰も知らない。だから桜修館1番、東大合格も不思議ではない。

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