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「高校入試 社会ポイント集」〜高校入試の社会を要約  10月発刊をめざして執筆開始!!

2023.07.22

🟤「高校入試 社会ポイント集」〜高校入試の社会を要約
   ~  10月発刊をめざして執筆開始!!
  都立入試対策の決定版 中学入試にも対応 
 
 多くの都立受験生が悩む都立社会対策の救済書
 社会は、羅列知識を覚えても場当たりの勉強になるだけである。
 社会は、知識が文脈の中で意味を持つ。だから文脈の中の知識として理解していく、のが、社会の攻め口である。
 新テキストでは、この視点に立って、例年都立社会で得点が取れずに苦しむ受験生を指導した経験から、都立社会を「要約の達人」竹の会が要約しきります。

 社会には、毎年のように大手出版社や予備校、その他あらゆる媒体から様々な本が出されています。わたしの経験を言えば、どれ一つとして、これで安心、受かると命を預けられるテキストはなかった。
 それにしてもどうして社会は点が取れないのだろうか。数学、英語で90点を取る優等生が、社会だけは60点そこそこ、いくら勉強しても取る点は変わらない。これはいったいどうしたことか。
 社会の出題範囲の広さに原因があることはその通りなのであろう。問題を作る側からはどこからもどのようにも出せるのだから、教科書という範囲はあるにしても、いくらでも難しく作れそうである。

 場当たり的な勉強ではやればやるほど不思議なことに模試の得点は限りなく平均点に近づいていく。9月の模試で理科や社会が50点前後という生徒がそれから毎月模試を受けるたびにその得点が50点前後は変わらないという奇妙な事実を知ることになる。。
 地理は広汎である。実は、地理が一番点が取れないというのが例年の受験生の声である。歴史には、年表という核がある。公民には、制度という核がある。つまり、押さえ易い。地理にはそのような核がない。それが効果的な勉強というものを難しくしている。
 羅列された知識をただ覚えるのは、競馬で当てるのと同じ当たり外れの話しになる。市販の要点整理や、基本整理などもまず得点には繋がらない。
 だからどんなに勉強しても60点ということになる。社会の得点は、勉強すればするほど平均点に近づいて行くという性質があるのだとさえ言いたくなる。
 この平均点スパイラルに嵌ったら第一巻の終わりである。わたしは、そういう受験生を数多く見て来た。
 知識を広げれば広げるほど得点は平均化して行く。だから私は直前の指導では、知識を広げるのではなく、最重要事項のみに絞る指導がいい。わたしは細かい知識は全て捨てて、本当に重要なもののだけ覚えるように指導してきた。広げれば広げるほど点が下がり、平均点に近づいていく、ということは経験上知っていた。
 知識の羅列では、だめなのは当たり前だ。問いというのは、周辺の関係性を示して名称を尋ねるとか、例示から名称を尋ねるとか、とにかく何らかの周辺知識、関連知識を示さなければならない。だからある名称が問われるとしたら、どの周辺知識から想起させるか、という視点からの勉強が必要なのであり、単なる羅列知識を整理して、覚えるという勉強は意味がない。
 してみれば、社会の勉強は、周辺知識の確定こそが大切なのであり、ある知識はどういう周辺環境から浮かび上がるのか、ここを押さえて行く、ことではないか。
 網羅的なテキストなら、予備校などでいくらでも出している。受験生の能力を無視した、とにかくなんでも載っているという代物である。ところが手元にあるそれらを検証してみたらなんと今年都立で出た「大阪紡績」という名称は完全に欠落していた。いや、仮にこれがわからなくても5点失うだけのことと考えて、そういうレアな知識は追わない、最初から捨てるという戦略もありだろう。ただ都立社会は普通に満点を取る子たちもいる世界であり、さらには満点を取る勉強をしたいという生徒も少なからずいるはずである。
  
  これまで理科、社会のために都立を諦めざるを得ない、諦めてきた生徒ならそれこそ数えきれないほど見て来た。
  内申点はクリア、英数国も問題なし、なのに理科、社会が60点、つまり平均で止まったまま、という受験生を何人も見て来た。渋谷教室になって、わたしはそういう子たちをギリギリまで指導して合格点、おそらく85〜95点まで取れるまでに仕上げて合格させてきた。
 そのノウハウは「やればやるほど平均に近づく」という魔のスパイラルに陥る危険を避けて、ひたすら重要事項に絞ってくりかえさせるというコンセプトに基づいたものであった。だから何を使うかが、大きなポイントになる。平成31年の都立青山合格までは、旺文社の某テキストを使っていた。このテキストはその後絶版になり、令和4年、5年の都立広尾の指導では使えなかった。この両年は、理科、社会だけではなく、5科目全ての手直しを要した年だった。それにしてもこれほど社会の手直しに苦労するとは思っても見なかった。
 このときの苦労から、わたしに、理科、社会で苦労している受験生に「これだけで合格」という本を作りたい、という強い思いを強くした。その思いの裏には、塾用教材を含め、市販テキストには、ろくなものはない、という腹立たしさが渦巻いていた。市販には、旺文社、学習研究社などの老舗の出版社が鎬を削り、カラフルで魅力あるテキストを次々に出している。ただ、実際に使うとして、これ1冊で賄えるのか、抜けているところ、割愛しているところなしに、実際模試なりで9割取れるのか、など疑問が尽きない。実際こうしたものを使って,実際に取った模試なりの得点からその検証はした。しかし,先の「実際に使うとして、これ1冊で賄えるのか」の答えは「ノー」である。どれも使えない。落第なのだ。これはどうしたことか。今年の都立社会の「大阪紡績」は実際載っているテキストには終ぞ出会わなかった。もちろんそうなると受験生のほとんどはできないだろうから超例外事例として無視する態度もありであろう。ただ、参考書には載っていないが、教科書には載っている、というのは、どうなのか。
 教科書に載っているのに、できないというのはどうなのか。市販の参考書に載っていないからできないではなくて、教科書に曲がりなりにも載っているのにできない、というのはどうなのか、ということである。市販の参考書が如何によくできていても、都立の問題に答が出せないのならそれはボツであろう。
 そもそも市販の参考書を含めて、都立特有の出題形式、出題の実際的なアプローチが市販参考書とズレているのだ。参考書を普通に読んだだけでは都立の問題の問い口には対応できないのだ。
 教科書の知識だけで解ける、まずこれが前提である。教科書に載っていなければ出来なくていい。この態度である。そして教科書の問い口こそそのまま都立の出題である。言葉をかかせるのか、往々にしてその言葉は、名詞であり、名称である。その言葉を本丸として、二の丸、三の丸、城壁、堀などから本丸の名前が出てくるような勉強をするということになる。
 逆転の発想❗️
 言葉から事情、背景を覚えるのではなくて、事情、背景から、言葉を想い出すのだ。教科書をこの発想から捉え直さなけれならない。問題は、事情、背景の規定の仕方である。これは、先程の二の丸、三の丸にあたる。
 そうなのだ。理科、社会は、二の丸、三の丸から本丸を浮かべる、という勉強をしなければならないのだ。
 そうなると理科、社会のポイントとは、二の丸、三の丸を問いとして、答えは、本丸としたものでなければならない。
 網羅的羅列を排除し、「問い」でどのように周辺環境を示せるのか、その言葉を答えとして答えさせるには、どのような問いを発すればよいのか、問いの表現というものから、唯一の言葉を要求するには、どうあるべきか、この視点から整理が必要なのではないか。

 〇執筆の基本姿勢

  教科書を出典の根拠とすること。都立問題を出典の根拠とすること。

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 既刊「割合の魔法の算数」販売中!!

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 第3弾 高校入試 社会ポイント集〜高校入試の社会を要約
   
 第4弾 「数学20題徹底解析でたちまち高校入試数学で難関合格者のレベルに達する本」

 

近日刊

 新英語ポイント集

  竹の会の幻の名著と言われた「英語ポイント集」の復刻

開成・筑駒トップ合格を可能にした,竹の会改心の高校入試英語の注釈&整理集!!

 このテキストはだれにでも買ってもらおうという意図は一切ありません。わたしの指導した生徒は英語に関して言えば駿台模試の予備練習では数百番でした。中3になって6月の駿台模試デビューでいきなり全国一けたの順位に上がりました。竹の会の受験英語指導を知る者はありません。このテキストは開成・筑駒などに関心のある人があえて買えばいいのです。わたしは竹の会以外の受験生に買ってもらいたくありません。「高い」と言うなら,塾に「高い」カネ払って成績がどん詰まりの受験生こそ無駄遣いでしょ。高いかどうかは買って言え。この価格で成績が上位になったならこれほど安い買い物はないのだ。とにかく竹の会以外の生徒には買ってもらいたくない。だからすぐに絶版の含みありです。

竹の会 阿部 雄彦

 

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 「英語ポイント集」(絶版)

 

 

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