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現代受験論(桜修館 都立青山 開成 筑駒 駿台模試)🟦小学生の芽を摘む、浅はかな親たち‼️ 子どもは親に殺される‼️

2025.10.30

🟦小学生の芽を摘む、浅はかな親たち‼️ 子どもは親に殺される‼️

 受験をしないという選択、これは経済的なものがほとんどであろう。平成20年頃までは、それでも受験をするのは富裕層に限られていた。しかし、平成17年あたりからこれまで受験とは縁がないとされてきた層の公立中高一貫校受検が増え始め、平成25年には、受験、受検合わせて80%を超えるほどになった。受験、受検をしないという選択は、今では、敗者の選択(誤った判断)ということになる。受検というものが、小学生の時期に基礎学力をつけるという意義を強調するなら受検をすることが同時に基礎力を培うことになる。もっとも大手塾は、合格しか価値がないとするから、ここで基礎力をつけるという意味は捨て去られる。ここで大手塾に行くことは、したがって基礎力にフォーカスしない、過去問類似の問題ばかり解かされることになり、計算、割合などを通して思考力を培うという機会はない。
 受検というのは、IQに左右される。みんながIQに恵まれているわけではない。だから合格よりも、それを契機として、思考力を深めることに全力をかけるべきなのである。合格はおまけであり、合格しなくても培ってきた学力は今後に活かされる、と開き直る。
 勝負は、高校入試である。
 高校入試の成否は、小学生低学年のときの選択から始まっている。早期に、基礎力をつけてきたか。多くの親は、この低学年、いやそれよりずっと前から習い事、稽古事、中には、サッカー、野球などを夢中でやらせる。そして勉強は、高学年になって、「そろそろ」、「受検を考えて」などと塾探しをする。こういう親の共通した認識は、塾も習い事、稽古事の延長でしかないことである。勉強というものに対する認識が根本から違う。しかし、小2のときの選択が、すでに子どもの未来を確定していることは近い未来に思い知ることになる。
 さて、次に、高校入試の、成否を、決めるのは、小6の2月から高校入試の準備をスタートしたか、である。ここからは、早期、前倒しの勉強が全てを、決める。そのことを悟らない、親たちが、またここでも出遅れる。部活は勉強を先送りする最悪の選択である。小学時代、子どもとのんびり旅行したり、実家帰省したり、習い事や稽古事に夢中になったり、そういう感覚を中学にそのままに持ち越し、子どもが部活に夢中で疲れて勉強する日もないままの生活を仕方ないかと容認し、高校受験は中3になったら頑張ればいいとなんとも能天気な親が、結局子どもを掃き溜め高校に終着させる。実際、勉強は後回しで、部活優先をしてきた親子が、そういう現実を突きつけられてきた。それが私が目撃してきた、そういう親子の行き着く先であった。

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