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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

現代受験論(桜修館に強い塾 都立独自校に強い塾 開成高校合格・筑駒合格・渋幕合格実績 駿台模試全国1)🟩合格請負人仕事録(8)

2025.12.04

合格請負人仕事録(8)
 令和6年都立青山高校合格の思い出
 彼女は、中1の4月から正式に指導を始めた。異色なのは、彼女が、私立の子であったことか。小学から高校まで一貫の、渋谷にある名門私立に通っていた。それが、高校入試をしたいと、やってきた。志望は、慶應女子だったけど、とにかく学力は、やはり私立の子は、訓練不足のため、酷かったのを覚えている。計算力がなく、割合の訓練もなしなのだから、そんなものだろう。
 しかも、私立中学に籍を置きながら、高校受験をするということに問題があった。学校は、大学入試を踏まえて、授業を進める。高校入試を前提としていないのだ。また高校入試をすると報告すれば、内部進学の、道は閉ざされる。背水の陣だ。覚悟を、決めないといけない。内申で不利な扱いを受ける可能性もある。とにかくさまざまな不安を抱えての受験勉強を覚悟しなければならない。
 それでも中2までは、なんとか学校と両立させてきた。学校は、中2からもう高校数学はもちろん、生物、化学、物理とかなり専門的だった。これらの勉強は疎かにはできない。なぜって、内申に響くからだ。つまり、高校レベルの勉強をこなしながら、受験勉強を進めることになる。彼女は、オーストラリアホームステイなど断り、受験を優先させた。ただ修学旅行やその他の学校行事は、私立らしく盛大であり、これらをスキップすることはできなかった。志望校は、慶應女子は、いったんは諦めたが、やはり、諦めきれなかった。竹の会の慶應女子のためのレジュメは難しい。英語は、この年に「新英語ポイント集」が出て、彼女は、これを20回ほど回したと思う。おかげで、朋優学園では、英語満点を取った。さらに慶應女子の英語でも高得点を取り、合格を、期待してしまった。数学は、慶應女子で70点を取ったこともあるほど、力をつけた。苦手は、国語で、これほど国語の取れない子は珍しい。最後まで、ネックになった。都立の国語さえも取れないのだ。都立は、青山にするか、小山台にするか、でギリギリまで迷っていた。小山台なら間違いなく合格、青山はわからない。なぜって、1月のV模擬で、社会、理科60点で、しかも、慶應女子が終わるまで、一切理科、社会をやらなかったからだ。だから、青山は危ない賭けだった。彼女は、慶應女子にかなり期待していたが、なにしろ国語がダメなのだから。私立が終わって、都立まで、彼女は、死に物狂いで、わたしの新刊「理科ポイント集」と、「社会ポイント集」を読み込んだそうだ。迎えた本番では、理科、社会とも点が、合格点クリア。本番の日の夕方、採点報告があった。わたしは、資料を分析して、合格判定と断じた。
 なんとも綱渡りの受験であった。とにかく彼女は、都立青山に受かり、大学入試で、医学部を目指して、さらに勉強の道を進んでいる。
 思えば、中1のとき、まだ幼くて可愛いらしい、ハキハキとした様子に、さすがは私立に通う子は躾が違うと感心したものだが、竹の会では、仲間にも、恵まれ、公立の女子の荒波に揉まれ、生来の芯の強さと精神のタフさを発揮し、あれよあれよと合格を勝ち得ていったのは、見事でした。

お母様からの手紙

桐蔭学園高等学校(プログレスコース)合格

朋優学院高等学校(国公立AGコース)合格

東京農業大学第一高等学校 合格

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