2025.10.10
🟦なぜか、試験のセンスが抜群にいい、という子がいる‼️
センスとは何か❓
センスは、感覚と訳される。しかし、センスの言語化は、どうなるのだろうか。ここでは、試験のセンスがいい、という場合のセンスの言語化について、考察してみたい。
かつてわたしを唸らせるほどに試験に強い中学生(女子)がいた。テストがあると必ず満点に近い、悪くても90点超は取るのである。内申はオール5。だからと言って、レジュメが特によくできるというわけではなかった。レジュメの正解率が高いのに、試験では並の点数しか取れないという生徒の方が普通であったから、わたしは、この子は、とにかく試験のセンスがいい子だ、と舌を巻いていた。竹の会の「入試数学ベーシック」を終えたのが、中3の12月ごろでなかったか。冬期に解き直ししたら、数学が突然できる科目になった。この子は、V模擬でも100点を、何回か取っている。とにかく試験のセンスがいいとしか言えない。しかし、理科、社会の得点が60点あたりで低迷し、青山に黄色信号が点灯した。これは都立受験者によくあることではある。理科も社会も範囲が広いから点が取れなくなる。特に、社会はそうである。理科はそれでも思考でなんとかなるところがあるが、社会はそうはいかない。実際の入試でも例年社会で失敗する受験生が続出する。
彼女の場合、内申が満点だから、青山も合格判定が出ているが、もし本番で理科、社会が取れなければ落ちである。数学にしても英語にしても難関校に通用するほどの実力は毛頭ない。ここでわたしは対策を、取ったのだが、それはここでの論点ではない。彼女の天性の、決して裏切らない、信頼性、安定性である。本番でも想定通りの点を取ってくれるだろうという安心感である。
このようなセンスの良さというものが、どこからくるのであろか。
定期テストでも、模試でも、想定外の90点超を並べるのは、もはや試験センスがいい、というしか言いようがない。普通の、並みの中学生は、理科や社会で70点も取れないとか、選科が極端に悪いとか、要するに、はなはだよろしくないのだが、彼女にはこれはない。なにしろ結果オール5なのだから。
とにかく、修正の効く子であった。こうしろ❗️と言えば、必ずやり、そして、こちらがその結果に驚くばかりだった。本当に結果を出してしまうのだ。これがセンスのよさなのかとほとほと感心したものだ。こうしたセンスというものがいったいどのようにしてあるのか、とにかくテストにはめっぽう強いという子の謎は尽きない。