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現代受験論(桜修館・都立青山研究塾/開成・筑駒合格塾)🟦桜修館の合格者は何をやってきたか❓

2025.10.07

🟦桜修館の合格者は何をやってきたか❓
 都立中高一貫校の選抜試験を考える際に、平成28年が一つの分岐点となるかと思われる。平成27年の小石川の塾説明会では、既に合格者の70%超が、開成などの合格者、不合格者、つまり、私立併願であったことを報告している。実は、平成28年、これまで竹の会の合否判定で合格見通しの子に、異変が起きた。この年、小石川には4人の合格を見込んでいたのだ。いずれも早稲田進学会の模試で、成績上位者となった者であった。しかし、蓋を開けてみると、受かったのは、1人だけ、しかも補欠7番だった。ただ実は裏話があり、落ちた一人は、適性II、適性Ⅲとも、合格者より、得点が上だった。適性Iは0点。なぜ、試験時間を模試の時間と同じと思い込み、作文を書けなかったのだ。この子は、大学入試で、京都大学法学部に合格している。この年から、これまでのレベルでは合格できないことが明瞭となった。敵は、開成などの私立難関受験者だということが明確になった。
 竹の会では、桜修館受検者には、算数を徹底して鍛えた。適性Ⅲのない桜修館は、算数のできる者に有利だと見ていた。そして、理科の重要事項を押さえ、桜修館スタイルの作文に慣れさせた。かつての桜修館風作文スタイルは姿を消し、今は、比較読解のスタイルを取る。しかも他の一貫校のような長文ではないので、組みしやすい。本質的には、語彙力、広く教養が求められている。
 ①教えられて気がつくのか、②教えられなくても気がつくのか、③教えられてもわからないのか‼️ ③は受検はあきらめたほうがいい。ほとんどの子どもたちが①に属する。そして受かるのはもちろん②である。①の子は思考が粗い。というか、論理の体を成していない。①の子が合格するとしたら、おそらく大量の問題を解き直ししたときだけだろう。普通は受からない。 

  

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