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現代受験論(桜修館受検/都立青山受験/開成・筑駒・渋谷幕張トップスリー合格)🟦言葉があるから未来を想像できる‼️

2025.10.17

🟦言葉があるから未来を想像できる‼️
 未来というのを広義に現在より先のことと考えると、この言葉の働きは、未来を推測できるという意味で、これは、人間にのみ可能な能力である。動物には、言葉がないから、未来のことは考えられない。
 私たちは、言葉があるから、今の選択が将来に及ぼすであろうことを予測できる。勉強をしなければどうなるか、わかるのは、言葉のはたらきである。わたしたちが学んだことを蓄積できるのも言葉があるからである。私たちは、詐欺師に言葉でコロリと騙される。新興宗教に洗脳されるのも言葉である。ドラマを、観て感動するのも、言葉による。政治家は選挙のたびに嘘をつく。もちろん言葉である。そうなのだ。言葉というのは、嘘をつくためにあるのだ。そもそも事実を正確に言語化することは不可能だ。客観的に言語化するのが、限界なら、主観的に言語化する人がやたら蔓延るのは仕方のないことだ。主観的というのは、感情、情念、夢想なんでもありだ。曖昧だからなんでもありの言語化だ。
 私たちは、言語というものを日常に扱うけれど、言語が万能ではないのだから、常に事実と言語との齟齬は覚悟しなければならない。言語論的転回である。評論文も小説も言語論的転回から観察される運命にある。小説家が、推敲して文学的に言語化したとしても、われわれは、言語の限界からシヴィア(severe)に観察しなければならないのだ。評論文は、事実の言語化は既に忘れ去られて、言語だけがその存在を主張する事態になっている。そこで正当性を担保するのは、論理だけである。筆者の価値論の論理の整合性のみが、判断の、いや観察の対象となる。
 勉強しない中学生には、IQの限界からくる言語の未熟から、低次元の思考が支配する、ジレンマが見て取れる。言語が未熟だから言語で予測する未来も低レベル、幼稚である。日常に埋没する人間の言語には今しか見えない。
 国語読解で悩んでいるのなら
 言語に夢中になれ‼️
 あなたたちが、できるようにならないのは、義務で、勉強と距離を置いて、やっているからだ。あるいは努力しなければならないと努力しているからだ。夢中にならなければなんでもものにはならない‼️

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