2025.10.20
🟦我が子のIQも考えないで、小石川なり、桜修館なりを目指す親子‼️
こういう親子ほど大手塾にはカモですね。大手は心の中では無理とわかっていても「合格できますよ。頑張ってください」と平気でウソをつく。落ちても問題ないことをよく知っている。「惜しかったですね。高校入試で頑張ってください」とまた騙すだけである。塾というのは、そういう商売なのである。そもそもIQの低い子を塾がなんとかしてくれると信じているのが非常識なのである。
我が子の内申が良くないのなら、それは素直に認めて、基礎的な勉強をガッチリつけてやる、そういうふうに考えない、しっかりした価値観を持たない親が増殖して止まないということである。
都立中高一貫校制度は、これまで受験をしない家庭には、小学期から受検名目とはいえ基礎学力をつけるいい機会となる。ここでも受検しない家庭は、そういう機会も逸してしまうことになる。日本の社会が、高級国民と下級国民に二分されているという現実は、実にこういう社会構造から既に始まっている。
さて、基礎学力をつける絶好の機会であるのに、ここで大手塾を選ぶと、受検という、ある意味基礎を培う機会を無視した、期間を過ごすことになる。本当は、計算をじっくりやって、割合を徹底して学び、そこから算数の様々な考え方を学ぶ、そういう機会を逸してしまう。国語にしても、問題集ばかり解いて、本当は大切な、語彙の蓄積、文法の練習は、ほとんどやらないままに過ごすことになる。さらに適性検査問題ばかり解かされて、受検に慣れることが重視された結果、算数を通して思考力に磨きをかけることもないままに、あるいはじっくりと良書を読む機会もないままに、小学期を過ごしてしまう、この損失は、もう後からリカバリーできない、将来に禍根を残す性質のものである。
小学期こそ将来を見据えた勉強をしなくてどうするのか。受検、受検と目先のことに眼を奪われて、子どもの将来をドブに捨てていることに気づかない親ばかりである。子どもがすべて受検に適するわけがない。特別に、IQが高い子だけが受検適格を持つのだ。高校入試、大学入試を見据えた、基本力と思考力をつけてやること、これが、真の目的でなくてどうするのだ。
仮に大手で受検に合格しても、基本を欠いた子たちが、落ちこぼれる運命にあることは看過され、合格したことだけを祝う、浅はかさである。結局、落ちこぼれるか、頑張っても日東駒専止まりがオチである。基本ができている子たちが、受検に失敗しても、公立中学からトップ都立、独自校、早慶などに進学していることを考えると、何が本当に大切なのか、わかりそうなものだが、親たちには、まるで見えてない。子どもの考えることと同レベルにしか見えない。
何が大切なのか、言葉で考えればすぐわかることだ。