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現代受験論(小4→中3 開成、筑駒、渋幕合格)🟦人間は、居心地のいい環境、精神では、成長しない❗️

2025.11.13

🟦人間は、居心地のいい環境、精神では、成長しない❗️
 制約が人間を成長させる‼️
 制約こそが人間を成長させる。欠乏が必要を生み、不足が生命力のバネとなる。
 満たされた環境で、ヌクヌク生活する子たちに、何の成長の活力もない。欲しい物が何でも手に入る、机も鞄も靴も服も皆んな揃えてもらって、そういう子たちの欲望は、もっといい物、流行の物など、際限がない。何でも買い与える親、過保護と甘やかししかない親の無教育姿勢は我儘で自分勝手な子を作ることで社会に適応できない子たちの量産が図られる。
 明治、昭和初期、戦後の、物のない、貧乏な時代の子たちが、制限された生活、制約をひしひしと感じながら育った子たちが、精神的にタフで、我慢強く、耐える、辛抱することを知っているのは、制約という環境が、精神の成長には、最適の環境であることを証明している。
 勉強部屋、真新しい机、贅沢な文房具、綺麗な服、みんな揃えてやっても、満足の度合いを高めるほど、勉強の必要を感じなくなるだろう。特別IQが高ければ話しはまた別だけど。
 親は「うちの子は勉強しないの」と嘆くけど、欠乏を感じない子に勉強は何の意味があるのか、わからない。
 制約こそが教育である。子どもたちは、ハングリーな環境に置かなければならない。ここで留意すべきは、親もハングリーな環境を共にしなければならないことである。教育は、親が身をもって示さなければならない。当然である。
 足りない生活、足りないことが余儀ない生活、そこから工夫も生まれる。親を思う心も育まれる。子は他と比較して親を責めるかもしれない。しかし、いつかは感謝されるときが必ず来る。また、それは親次第である。慎ましやかな親を責める子はいまい。放漫な親は子を放漫にする。慎ましやかな親は子を慎ましやかにするであろう。子は親を見て育つ。親を反面教師として育つ賢い子もいる。
 親に哲学がなければ子は導けまい。生き方の信念である。その信念の正誤は問題ではない。親の哲学が子に生きる姿勢を学ばせる。 

 子をまともな子に育てたければ、質素な生活、足りない生活しかない。大企業の社長の息子、娘、大女優、大俳優の子どもがろくなものにならないのは、知っての通りである。二代目はボンボンで身代潰すのが相場と決まっている。

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