2025.11.03
🟦国語の正体‼️
言語化というマジック❗️
◯竹の会出版「国語ポンイント集1語彙編 付録 受験古文」
◯続刊「国語ポンイント集2」以後続刊(予定全5巻)
充実の語彙集(独自校・難関校の過去問から抽出)
読解とは、筆者の思想の言語化をいう。 文とは、思想を運ぶ血液に準えることができる。血液の流れには、一定のルールがある。ルールは、形式的ルールと実質的ルールに分けられるであろう。前者が文法であり、後者が論理である。
文章は論理的でなければならない。これを論理のルールという。論理の破綻は、文の崩壊を来たす。論理の破綻とは、内容的矛盾のことである。文章は、命題の連鎖から成る。命題と命題の関係は、多岐に渡る。その中でも前提の関係は重要である。ある命題(B小前提)が、ある命題(A大前提)を前提とするとき、BはAに矛盾する内容であってはならない。通常「AしたがってB」の関係という。さらにある命題(C結論)が命題Aと命題Bから導き出されるとき、これを結論という。
大前提: 一般的な法則や普遍的な真理を表す命題です。
例:「全ての人間は死すべきものである」 小前提: 大前提に当てはまる具体的な事実や個別的な事柄を表す命題です。例:「ソクラテスは人間である」結論: 大前提と小前提から導き出される、論理的な帰結です。例:「ゆえにソクラテスは死すべきものである」
このような論理構造は三段論法と呼ばれる。これは論証であり、自分の主張に論拠を示す論法である。
読解とは、論理的矛盾のなきように、命題をつなぐことをいう。論理の流れは脈々と大河の如きである。
「しかし」について
しかしという逆説の接続詞は、それまで述べられてきたことに異をとなえるときに使われる代表的な接続詞である。「しかし」の前後では、反対の、矛盾する、両立しない内容が述べられる。「しかし」と異を唱えるのは、筆者だから、「しかし」の後には、筆者の「言いたいこと」、本音が、述べられる。「しかし」の前は、筆者からすれば、建前論であり、一般論である。
筆者が、何かを批判、反論するとき、それは筆者の声(本音)である。
一般論、建前論と特別の論理
「普通は」の論理と「普通ではない」の論理
読解とは、裏から言えば、矛盾点はないかと探すことである。論理にとって、矛盾することは、命取りだからである。だから概念の定義、仮説の定義が全ての出発点となる。筆者が定義した定義は、筆者の価値観の表明であり、以後の論説は全てこの定義(大前提)の検証を受けなければならない。
矛盾
む‐じゅん【矛盾/矛×楯】[名](スル)1 ほことたて。2 《昔、中国の楚の国で、矛ほこと盾たてとを売っていた者が、「この矛はどんなかたい盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」と誇ったが、「それではお前の矛でお前の盾を突けばどうなるか」と尋ねられて答えることができなかったという「韓非子」難一の故事から》二つの物事がくいちがっていて、つじつまが合わないこと。自家撞着じかどうちゃく。
対偶を使って矛盾を見つける❗️
対偶(たいぐう)とは、命題「AならばB」に対して、「BでないならばAでない」という命題のことです。対偶の重要な性質として、もとの命題と真偽が一致するという点があります。これは、元の命題の証明が難しい場合に、真偽が一致する対偶を証明することで、元の命題が正しいと証明する方法(対偶法)で利用されます。
背理法は、数学に限らず、直接証明が不可能なときの論法として、知っておきたい。背理法とは、ある命題 P を証明したいときに、P が偽であることを仮定して、そこから矛盾を導くことによって、P が偽であるという仮定が誤り、つまり P は真であると結論付けることである。
√2が無理数であることの証明
√2が有理数だとすれば、√2=q/p とおける。ただし、pとqは互いに素な自然数とする。
上の式を変化させる2p2=q2 注p2;pの2乗
この式の左辺は2の倍数∴qも2の倍数
するとq2は4の倍数すると右辺のpは2の倍数
これはpとqが互いに素という前提に反する
よって√2は無理数である 以上
これが高校の教科書では定番の背理法の説明である。






