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現代受験論🟩合格したけりゃ、合格のために動け‼️ 桜修館、慶應は戦略で攻略‼️

2025.07.01

🟩合格したけりゃ、合格のために動け‼️ 桜修館、慶應は戦略で攻略‼️

 世の中は、マッチポンプが、罷り通る。そうさせたのは、二値的な人が多数派だからである。適菜収の言葉で言えば、いわゆるB層の皆さんということになる。適菜によれば、B層とは、IQが低くて、雰囲気で流される人たちのことであり、SNSですぐ影響されるような人たちである。こういう人間が多いから、テレビは程度の低い番組を流し、CMのターゲットでもある。
 自民党の利権政策で、失敗した農業政策なのに小泉の備蓄米で英雄演出する、アホらしいマッチポンプ政党である。
 わたしは、受験生の皆さんに、こういう手合いに騙されない、賢い人になってほしい、と思っています。政府は必ず嘘をつきます。新型コロナワクチンによる死亡は、申請だけでも2200人もいます。いや、これって普通に考えても明らかに薬害事件でしょ。なぜ政府もマスコミも国民もスルーするのでしょうかね。
 わたしの最近の研究テーマは、「言語論的転回について」である。今、学問はもちろんのこと、さまざまな問題、事件について、言語論的転回から見直している。特に、長い間、現代文の指導について、わたし自身にも、確たるエビデンスが掴めないままに、悪いとは知りながら対症療法的指導をしてきた。わたしが、言語論的転回に邂逅したのは、ここ数年のことだ。石原千秋の著書を読むことが多く、その過程でこの言葉に出会った。それからより深めるために、専門書を漁り出した。しかし、哲学書から直接学びを得ることはその難解さから困難なことと知る。それでも我慢強く、易しく書かれた本を探した。そしたら偶々メルカリで買った、京都大学の名誉教授の本が理解しやすかった。専門書を読んだらわかるだろうというのは、必ずしもそうではなかった。ポピュリズムという言葉がある。これなど大学入試用の整理本は短過ぎて実のところわからない。専門的な著書を読んでとても深く理解できた。わたしが、このように言葉、言語で語られることこそ言語論的転回そのものであるということを後に悟るのであるが、いやわたしが、多くの法律書を読んできたことの意味さえ、今になってわかった、それが言語論的転回の凄さであった。
 言語論的転回の研究が、現代文の正体を教えてくれた。というか、言葉で表現された、すべての事象が、わたしには、これまでに経験したことのない、まさにコペルニクス的転回であった。
 学問は、言葉で、何を表そうとしているのか。あなたたちに、何を伝えようとしているのか。
 わたしは、あなたたちに、賢くなってほしい。言葉で騙される、愚かな、その辺に溢れている、B層人間になってほしくない。
 注 B層とは、適菜収の本に出てくる言葉です。
 あなたたちが、言葉に騙される実例を以下に挙げてみたいと思います。
 どうかこれからの受験勉強に活かしてほしい。
 バイアスという言葉があります。偏った認知のことです。受験本番では、このバイアスが、判断を大いに邪魔をすることになります。現代文では、選択肢問題の邪魔をします。
 バイアスというのは、やはり言語による思考の死角です。言葉が、言葉のマジックによって自分を誤った方向に誘導するのです。新興宗教にはまる人たちも言葉のマジックによって騙されるのは変わりません。バイアスが死の選択となるのは、言葉の使い方が、断定調のときです。断定するというのは、二値的な思考です。そもそも世の中が不確定で何ものともわからないときに、断定するというのは、非論理です。断定は、完全主義を前提とする思考です。世の中は程度を本質とし、完全肯定あるいは完全否定ということはあり得ません。
 ◎正常性バイアスについて
 異常事態をも正常であると判断する認知バイアスのことです。これは人間は日常の中にあっては、ほとんど何も考えないで行動する、緊張しないで、定型的行動をする、これは楽ですよね。異常事態の中でもこの異常事態を正常の範囲内のものとして処理する、心のはたらきが正常性バイアスです。エネルギーのロスと過剰な緊張に陥る危険を回避しようとする心理と言えます。
 ◎人は都合のいいものしか見ない。これもバイアスである。
 ◎なぜ成功談が多いのか。人は成功体験に群がる。もちろん成功体験記は言葉になる以上嘘が混入する。成功を語る人はすでにバイアスにかかっています。

 ◎せっかくここまでやったんだからの論理。ここまでお金をかけたのだからやめられない。「もったいない」の論理です。
 ◎何かの領域で優れている人、実績がある人は他の領域でも優れているという錯覚。権威バイアスと言います。ノーベル賞の山中教授は専門でもないのによくコロナワクチンについて発信していました。テレビでは弁護士が専門でもない国際問題について説明していますよね。
 ◎できない人ほど自信満々。できない人はバイアスに陥りやすいと言えます。
 ◎自分の成功は自分の努力のたまもの。自分の失敗は他人や環境のせい。この種の人間はやたら多い。

   
 ◎自分は特殊バイアス。自分は偉い、他人はバカだ。そういう人間ばかりです。
 ◎マトリョーシカ(大きい人形の中に少しずつ小さな人形が入っている)バイアス。勝手に自分が知っていることを全体だと思って、上から目線で視野が狭いと諭す。人を諭す自分がさらに大きなマトリョーシカの中にあることに気づかない。
 ◎言葉はバイアスそのもの。ここが言語論であり、現代国語の考え方の出発点になります。

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