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都立日比谷、慶應に照準/今年の竹の会は久々に小石川受検、九段を究める/バカ小学生を蔓延させたのは誰の責任か

2018.04.17

 おはようございます。6時30分に起きて、7時過ぎから提出された課題レジュメの点検(解説レジュメと次回課題の準備)が終わったのは11時20分ごろでした。提出された課題には、セットで課している中の1枚のみ提出とか、一続きの国語の課題の最後のページのみ提出とか、問題レジュメ提出で答案なしとか、管理がメチャクチャな子がいます。きちんとした出し方を指導しているのに、なかなか一度では修正できないようです。それからすでに課題をまったく出さなくなった小6も複数いまして、これは結構なストレスです。と言いますのは、今年落ちた子たちの共通点は、1人を除いて、課題レジュメを出さなかったか、出しても1か月遅れという点です。特に、「理科をクリアーにする」をまったくやらなかった影響は12月以降の過去問合格法で理科の問題にはほとんど白紙という形で顕現化しました。直前期にもう何かをやるということは不可能ですので、深刻にとらえてください。今年は課題を出さない子たちをそのまま見捨てることもできませんので、少なくとも夏に普段の指導で理科と社会のレジュメだけでも取り入れるということを検討しております。去年の夏に課した「適性問題の型と答案のスタイル」は、普段課題を出さない子たちにはかなりに負担だったようでそういう子たちはみなうやむやにして終わっています。今年は、これに懲りて、冊子として、課題をこなしている子たちにだけ渡すことにしました。落ちた子たちの中には、早稲田進学会の模試で成績優秀者として名前をのせた子たちもいましたが、確かに、才能は優れていたのだと思いますが、地道な努力を厭う、怠ける子たちが受かるということはやはりないようです。

 27年に竹の会では4人の小石川受検生がみな早稲田模試で成績上位者として名を連ね、小石川4人合格が期待されましたが、結果は1名のみの合格でした。これはどうしたことか。いろいろ考えてみたのですが、夏に7時間の勉強を指示したのですが、実行したのは合格した1名のみだった、ということがひとつあります。他の子は3時間そこそこで済ませていたのはいいほうで、中には徹夜してサッカー観戦に明け暮れたという猛者もいまして、こら受からんわ、と得心したしだいです。今年の合格者たちがどれだけ努力したか、それぞれの体験談をお読みになればわかるはずです。富士の合格者などは大原の模試で合格可能性50%の判定でした。しかし、合格した2人は、とにかくわたしの指示についてきた。課題をサボらず、遅れればわたしから怒鳴られ、時には、泣きながら、頑張った子たちです。不合格はんこだらけでしたが、それでもあきらめずに解き直し7回をやった子たちです。

 いつか去年の小6に全く課題を出さない子がいまして、どうして出さないのか、と尋ねたことがありましたが、困った顔をしてただ黙っているだけでした。本人にもわからない、とにかくやらないという意思だけは明瞭でした。どうも頭もそれなりにいいという子たちに欠けているのは、家庭学習のようです。塾ではみっちりとやるけれど、家庭ではやらない、そういうことのようです。その証拠にいつも塾のある日は前回の指導のときに終わりきれなかったレジュメの続きをやっていましたから。落ちるのは、家庭学習というものをやらないからです。それから小6になって様々な思考訓練のためのレジュメをやるのですが、中には、問題の意味が「わからない」から「教えてくれ」という子がいるわけです。問題の意味を読み取れない、それだけで実は適性検査試験を受けるのは無理なのです。おそらくこのまま勉強を続けても受かるのは難しいとわたしは見ております。適性問題というのはとにかく難しいと思ってください。熟慮型の頭がない子には土台無理なのです。だからだれもかれもが都立中を受検するという昨今の風潮には、釘を刺しておかなければならない。親というのは、都立中には塾に入れば受かると単純に考えているのか、とにかく大手などに通わせて受検するというところまではやるわけです。だれでも勉強すれば受かるということはないのだということがわかっている親は少ない。

 それで問題文の意味もまともに読み取れないという知能の子たちが、2年間なり、時には3年間なり、大手塾を中心にさまざまな地元の中小塾に行くわけです。そこでもう基礎的なものをそこそこにいきなりステーキではないですが、とにかくいきなり適性問題の解き方みたいなことを習うわけです。付け焼き刃なんです。この付け焼き刃ばかりの生活が将来、つまり中学生になって、自壊の道をたどることを決定づけているということに親たちは少しも気づいていないのです。計算はまともにできない、割合もほとんど理解していない、それよりも小4期にしっかりとした思考訓練というものをしてこなかったこと、その思考訓練と表裏の勉強のスタンスというものがつけてこられなかったこと、これが結局子どもの未来を最下辺の道を歩むことを決定づけていることなど一向に気づかないで、親たちは、大手のもたらす、美味しそうな企画、たとえば、志望校別対策講座などに高いカネを払って、現を抜かしているわけです。

 世間の塾がまともな指導をしていないことはわたしにはわかっています。しかし、親はなにもわかっていないから、とにかく自分の子を大手や地元塾に預けるのに何の迷いもない。どこやらの塾に通っていたという子で、まともな子を見たことがない。1か月でも2か月でも竹の会に子どもを預けてみればたちまちその違いがわかるのであろう、竹の会の指導に驚いているようすだけは伝わってくる。わたしが指導の現場で、どれだけ手間暇かけて苦労しているかなどはおそらくわからない、でしょう。正直に言えば、そもそもわたしはある水準以上の子しか診ないということで渋谷教室を始めたのであり、水準以下の子を指導するのは想定していなかった。しかし、わたしの指導はたちまち効果を発揮するほどに、できるようになる、わかるようになる、という子どもの変わりようが、あまりにも鮮やかなので、親たちは驚き、そのまま竹の会の指導を受けたい、と望むようになる、そういうこともわたしはよくわかっております。

 今のわたしの指導が、神がかっているのは、わたしもわれながら感じてきました。わたしの指導、指示で子どもたちが「変わる」のを確かめながら、次の一手を打つ、次々に、効果を確かめながら、進めて行く、これを神指導というのなら。そうなのでしょう。そしてそういう指導は、竹の会のわたし、今のわたしにしかできないのだ、と思います。桜修館だって、小石川だって、わたしの手順にしたがえば、つまりしっかりと実行してくれれば、確実に合格はとれる、と思います。ただそれには、私的な事情をなんでもわたしの指示に優先させることでわたしの指示を形骸化していく家庭は無理という限定があります。

 ◎受検までおよそ9月

 5月から来年の1月まで9か月です。1月と12月は、創造的な準備のできる時期ではありませんので、5月から11月が実質勉強、いや思考訓練できる時期です。7か月ですね。それから7月には模試があります。そうなるともう2か月余りしかない。それから課題は、8月はお休みですが、9月以降は、10月で打ち切ります。過去問合格法の実施、7回解き直しの実施の時間を確保しなければならないからです。そうしますと、現小6が課題を出せるのはもうあと僅かです。いつまでも出せると思わないでください。今年受検した小6の中に、1月に1か月ぶりに課題を出してきた子がいましたけど、何を考えているのか、さっぱりわからなかった。それから模試はわたしの指示通りにきちんと受けてください。去年の小6の中には、親御さんのミスということで、2度も受けないでやりすごした家庭がありましたが、早くから呼びかけているのに、わたしには到底理解不能なことでした。

 家庭での勉強時間は、平日は5時間、休日は7時間を目安にしてください。

 それから中学生については、平日は5時間はあたりまえです。休日は10時間もあたりまえです。わたしの中学時代1日7時間というすごいのがいましたけど、わたしの幼馴染みで県立上野丘高校から現役で東大の理系に合格しました。大分工大の教授をしていましたが、若くして他界してしまいました。余談でした。先日中1の男子が、休日に10時間勉強したということを報告していましたが、こういう子はものになる。部活で勉強しない日があるという生活は早晩落ちるところまで落ちることはわかっております。竹の会では中学の3年間「いる」ことは難しく、中1入会の子たちがすでにほとんど退塾しいなくなっております。勉強しない子は竹の会ではもちません。高校受験の本番、合格発表まで竹の会に「いる」ことは選ばれた人たちだけです。

 ◎8月特別集中指導について

 本年は、8月に集中指導の予定です。7月23日~30日をお休みとしましたので、実家帰省その他をご計画のご家庭は参考にしてください。8月は通常の指導はなしです。また例年サービス回数というものを設定しておりましたが、その振替ということで煩瑣な対応に追われましたので、本年からサービス回数は廃止しました。基本8回の7時間指導にプラス2回の10回を8月に組み込みました。

 ●夏期外部生の申込を受け入れることにしております。

  予定 3名

  希望者は、5月下旬に配布の案内書にしたがって、6月中にお申込ください。指導に先立って、入会試験の問題を使っての能力審査を実施いたします。

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