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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

都立西一直線/実働5時間/省力化人間になるな/小学低学年の指導

2016.05.20

 おはようございます。本日は渋谷Bの指導日です。渋谷Bにつきましては、18時~20時を原則としながらも17時~19時にも対応して準備しております。渋谷Bにつきましては、部活でAに通えない中学生(ただし、この場合は学年トップクラスが指導の前提条件となります)、入会試験に不合格も意欲ある小5、廃止した算数教室出身の小4などの入室を認めていますが、今後も時宜に応じた、実験指導としての性格の強い、入室を認める方向です。渋谷Bにつきましては、実質的に、Aより費用が割高となっておりますが、本来はBが基準料金であり、むしろAが割引価格になっております。竹の会では、特に、Aでは、通常の指導では、一切の教材費等はいただておりません。実力をいかにして伸ばすか、を常に問い、必要に応じて、竹の会の負担で、特別に市販問題集も投入しております。ただし、夏期等には、希望のみなさんに有償にて市販参考書等を取り寄せることもあります。これは実力伸長には必要と判断した場合の措置です。夏休みもBが標準、Aが割引です。また、レジュメ、課題は飽くまでも具体的な指導に即して、指導の前提として配付するもので、レジュメ、課題だけを、指導の空白期間のためと称して大量に請求するなどの行為はお断りします。必ず、課題→提出→添削及び次回課題、のリズムを厳守してください。レジュメの管理については、ファイルするなどきちんと整理して保管してください。「終わったレジュメは捨ててもいいですか」などという、不埒な質問、唖然とする質問がありましたが、将来の復習、解き直し、書き直しのことを考えても、あるいは人間というものが完全ではない、忘れる動物だということにも思慮が及ばない、無思慮な質問でした。

 中1のみなさんは、少し気の緩みが出てきたようです。まだ入学して2か月と少しですが、学校にも少し慣れてきたのでしょう。手を抜いてもなにも変わらない、そういう読み(意識)が芽生えてくる頃です。もうすぐに夏休みですが、この長期の休みがもたらす影響は大きく、ここで緊張感をもって、勉強に真剣に取り組む人のみが、9月以降の戦線に離脱することなく駒を進めることになります。この夏に部活に明け暮れ、さまざまな行事、旅行、レジャーと楽しむ人たちは勝手に離脱していくだけです。戦線とは、都立日比谷、西、戸山への道です。わたしは今いる中1の諸君が無事高校入試を迎える日まで全員いることは想定しておりません。高校入試というのは極めて短期勝負ではありますが、この高校入試戦線に生き残れる、最後まで初志を貫いて生き残っているという人は少ない、最後まで残れるのは、選ばれた人のみです。日々、どんなことがあっても実働5時間の勉強を実行できる人が、そんなにやたらいるわけもないのです。竹の会の27年戸山合格者、28年戸山合格者にしても、この実働5時間を実行していれば、日比谷、西合格も夢ではありませんでした。しかし、とにかく勉強という道から離脱しないように、自分をコントロールすること、舵を取ることだけで大変なことであった、そういう結果です。とにかくバカ生徒が部活に明け暮れ、何かと無為に過ごす、つまり勉強というものに向かい合わない、そういう中で、自分を律して、勉強をするというのは、強い意思、タフな精神がなければできないことです。そのタフな精神の基底には脈々と流れる日比谷、西への合格への思いがなくてはなるまい、ということです。

 夏休みは最低でも実働7時間の勉強をしてほしい。去年の夏、小6の中でこの7時間を実行したのは、2名しかいませんでした。中には、夏勉強しなくても、9月からがんばればなんとかなるかもという期待をもたれた方もいたようですが、それはないのが現実です。現実の入試というのは本当に非情です。わたしは夏の勉強時間、絶対時間量が、その精神というか、合格の核、それは、本番に力となる核ですが、そういうものを作り上げるのではないか、そう思います。夏にへらへらと勉強してこなかった者にはこの核というものがないのです。それで9月以降に試験が近づいたというのでようやく真剣になって勉強やるわけですけど、それで本番を迎えても、不思議と通じない、のです。こういう夏をさぼってきた人たちというのには、核というものがない、欠落しているのです。

 今年九段に合格した女子のお母さまは、受検の直前期とか、戦い終えた後も、「夏、がんばったことがよかった。大きかった」と感慨深げによく言われていました。わたしの認識する限り、夏の40日をサボることなく、実働7時間を実行したのは、2名だけでした。そのうち一人は小石川に合格し、一人は九段に合格しました。夏に実行した者のみが手にすることのできる、精神の核、これは、実行がもたらす、実行ということからのみ得られることのできる、神様の授かりものです。あなたたちが、この夏でそれを手にすることになるのかどうか、それはあなたたち次第でしょ。

 平成27年に桜修館に合格した女子は、小4の2月指導開始でした。今、小5のみなさんがやっているように、最初は通分から始めて、逆算をマスターして、割合を習い始めて、と進めていきました。わたしは彼女が私的な事情で休むとかいったことを一度だって聞いた記憶がありません。いつも開始と同時にやってきて、すぐに黙々と指導レジュメにとりかかり、簡単にはあきらめない、いつまでも延々と考える、課題レジュメだって、一度だってサボったことはない。小6になると、課題レジュメの種類も多く、解き直しも必ずやるから、1回の提出で、3、4㎝の厚さにもなる。それを彼女はドサッ、ドサッと出してきた。そういう子をわたしはかつて知らない。

 去年の小6を振り返っても、ここまで徹底した子はいなかった。ひどいのになると、2か月も間を空けて、「なくした」と言って、再請求してくる。1回に出すのがせいぜい2種類という小6もいたけれど、そういう子が今年は受かった。今年では方針を変えて、作文もレジュメも指導時間の中で強制的にやらせた。家庭学習もそれほどでもない、指導レジュメも「理解済みはんこ」ばかり、そういう子でもやりようによっては、さすがに小石川や桜修館は無理としても、それ以外なら合格するかもしれない、そういう見通しのもとに指導してきた。わたしの作戦はなぜか的中してしまった。もし志望校選択をわたしの合否判断を基準に決定していれば、まず全員合格していたに違いない。

 こうして小5のみなさんは、合格する子というのは、小5の段階からすでに違っているということを知っておかなければならない。よくまだ小5だからとか、小5のうちにとか、言って、勉強以外のことをやっている親子というのは、結局失敗するものです。そういう親子が小6になっても本当に勉強だけに向かうことはなく、「まだ小5だから」の精神をいくらでも発揮するのです。「まだ夏休みだから」と言うように。

 こういう人たちには、「精神の核」がないのです。「精神の核」は、実行によってしか得ることのできないもの、実行した者のみに与えられる勲章、神の保証書です。

 ◎小学低学年(小3、小4、特に小3)の指導に挑戦!

  竹の会では、現在小4を1、2名までですが、募集をしております。もちろん「渋谷A」の入室生です。もともと竹の会では、小3の2月入会を薦めてきました。その時期から、小数、通分、逆算の指導を開始し、通常ですと、2か月もあれば、かなり高度な四則混合演算をこなすまでになります。それから小4の5月あたりには、割合の指導に入れる、そういう流れで、見てきました。小4の2月指導開始というのは、最低限の譲歩です。できればもっともっと早くに指導を開始したい、そう思ってきたのが本音です。しかし、世間の親というのは、3年とか、4年のときに、どうしてもまず大手に入れるようです。あるいは、両極の一方には、塾などというものには一切関心を示さない親もいます。そういう親たちが、紆余曲折してようやく竹の会にたどり着く、それが小4の2月であろうか、そう考えたから、そう言ったまでです。本音は小3の2月がいいに決まっている。今は、わたしの研究も進み、小3の9月あたりからなら、有意的な指導も可能になってきたと思っています。いや実は今暇さえあれば、小学低学年の指導の方法というか、実験教材を工夫して考案作成している、もちろん実験の段階ではあるけれど。そのために最近読んだ参考文献も10冊は下らない。とにかく小学低学年の指導というものに今かなり関心をもっている。これは、小5における訓練期間というものをさらに有意的に構成しなおすという期待もあるわけである。

 

 

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