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都立進学指導重点校に落ちることの悲嘆

2024.03.02

3月1日都立高校の合格発表があった。上位にある都立に合格するということはいろいろな意味で親も子も至上の喜びと思う。進学指導重点校に合格するというのは、ひとつのスティタスを手に入れるということである。良質な生徒のみが選抜され、学費も安く、交通至便な位置にあり、大学進学にもはるかにいい環境を提供してくれる。進学指導重点校クラスになると、公立中学のように有象無象の生徒が混淆してクラス全体、学校全体の質を下げているということもない。質のいい生徒が選ばれているから。偏差値が下がるほど質の悪い生徒が混ざり込む。

しかし、進学指導重点校に入学するには、内申と偏差値が高い水準にあることが求められる。競争倍率はそれほど高くならないのは、内申と偏差値で篩いにかけられるからだ。2倍を超えることは滅多にない。しかし、確実にかなりの数が落ちる。落ちている。失意に涙ぐみながら去って行く生徒の姿を何年も見て来た。今と違いちょっと前までは掲示板で発表されていたからだ。今はウェブでまず知らされてから掲示板に発表される。掲示板の前は静かな光景となった。落ちた人は人前に晒されることなく静かに消えていくこととなった。

どんな人が落ちたのか。

実力的には問題ないはずの生徒が理社に手が回らず落ちたとか、内申が及ばないのに偏差値がいいから、あるいは当日高得点をとれば、というチャレンジに失敗したから、もともと実力不足であったが受けてみなければわからないと勝負に出たとか、3科は難関私立志望で高いが理社は手薄とか、素内申45あるが、偏差値は低いとか、とにかく何か脛に傷ある子たちであろう。いやいや内申も高く偏差値も高いのに本番でできなかったという生徒もいるはずである。

受験とは裏から見れば、悲痛な悲嘆、15歳の春には悲しい試練の場である。しかし、世界は、悲嘆・悲哀を踏みつけて喜びを得られる仕組みになっている。

受験というのは、そういうことを身に染みて知った上で臨むものだということを知ってもらいたい。

落ちた人の数を知ることがあなたたちの受験の厳しい現実を知る契機となるはずである。部活、手抜き、先送り、とにかく時を無為に過ごすことは許されない。まだ…だからと受験を遠い先のこととして手を抜いてきた親子には落ちるということは当然の報いでしかない。わたしは悔いの残らない時間を捧げてたんたんと力を尽くすだけである。

都立青山をみると、185人が悲嘆を味わっている。驚いたのは、新宿の322人である。新宿というのはこんなにも落ちているのか。生半可な勉強では通用しない。そういう思いをひしひしと感じている。戸山も相変わらず143人もいる。日比谷は可能性の低い者が敬遠したのだろう。駒場、三田は女子人気校である。都立を闘うにはもう余裕などありえない。最初から力を抜けない。まだ3月だから、まだ中3前だから、そんな余裕はとてもない。

 

日比谷 定員253 受験354 合格268 落ちた人数86 令和5年手続率95.2% 

戸山  定員252 受験401 合格258 落ちた人数143 令和5年手続率98.1%

青山  定員221 受験412 合格227 落ちた人数185 令和5年手続率100.0%

西   定員252 受験368 合格260 落ちた人数108 令和5年手続率98.1%

国立  定員252 受験361 合格256 落ちた人数105 令和5年手続率100.0%

立川(普)定員220 受験292 合格225 落ちた人数67 令和5年手続率99.6%

八王子東 定員252 受験320 合格257 落ちた人数63 令和5年手続率99.6%

気になる学校

新宿 定員284 受験610 合格288 落ちた人数322 令和5年手続率99.7%

小山台 定員252 受験316 合格258 落ちた人数58 令和5年手続率98.4%

三田  定員204 受験359 合格208 落ちた人数151 令和5年手続率99.2%

駒場  定員252 受験429 合格254 落ちた人数175 令和5年手続率100.0%

広尾  定員157 受験284 合格159 落ちた人数125 令和5年手続率99.4%

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