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🔛令和6年度都立入試進学指導重点校の合格最低点について❗️

2024.02.29

🔛令和6年度都立入試進学指導重点校の合格最低点について❗️
合格可能性80%の点数(ネットで見つけた確率変数による予測) 

都立日比谷  782
都立国立   750
都立西    743
都立戸山   757
都立青山   760
都立八王子東 714

都立立川   730

ESAT-Jの点数も定数として1020点満点の点数

Z会令和5年「都立高校入試研究会」に記載の資料による予測

都立青山高校の女子の例

内申34換算47 780点合格

内申43換算61 781点合格

内申39換算54 729点不合格

令和6年1月実施都立自校作成対策Vもぎデータから推測する合格最低点 770

補注

Z会が出している高校入試研究会に載っているデータからは合格最低点は出てこない。昨年のZ会の在籍者の青山の最低点 780点。不合格者が729点。データが飛び過ぎて粗い。

草枕過去ブログからVもぎを考察

2011.2.25執筆に加筆修正
 
 V模擬の設定する「志望校合格基準総合得点」は, BC判定に位置するところにラインをひいたものです。B判定は60%以上, C判定は40%以上ですから, BC判定は50%以上と考えていいかと思います。つまり, 10人受けたら5人受かるところにラインを引いたということです。これをあるサイトのベストアンサーとされた人は, その人個人の合格可能性を40%と理解して, 確率的には「合格はない」と言いきっていましたが, これが誤解であることはもうお分かりかと思います。
 今日の私の疑問点は, 「志望校合格基準総合得点」を本番でとった場合の話です。つまり, BC判定にあたる点を本番でとったとして, 実際に合格するだろうかという話しです。
 「志望校合格基準総合得点」が本番でも通用するのは, 受験生の層が超例外を除いて概ねV模擬受験当時とあまり変化のないときだといえます。つまりV模擬当時より, 格段の力をつけた受験生が突出して増えていれば, 本番でBC判定レベルの得点をとっても合格できないはずです。V模擬の判定では, V模擬で実際にとった点数から, 本番の点数を割りだして, 本番ならこれくらいはとるだろうというところでやや高めのところでBC判定を出しています。つまり, V模擬は, 受験生が概ね本番では, その後の勉強の成果か, あるいは本番がやや易しいかわかりませんが, とにかく得点が上がったという前提で合否判定しています。

 今回注釈

 令和6年から男女枠がなくなりましたので、その影響も考慮しなければなれません。都立青山は女子の方が高い推移できていますので、不利な影響は男子に出るでしょう。

 また、合格基準総合得点を取っても合格者数の枠内に入らないことがデータから読み取れます。つまり、こちらで逆修正が必要となります。

 そしてこの受験生全体の実力の上昇比率は, それほどの誤差もないのではないかという実感がしています。概ね「言い当てている」のではないか。つまり, 最後(1月)のV模擬判定の受験生の上下関係は, 本番もそのままに維持されているのではないかと思われます。特に, 平均的な受験生が一気に実力をつけて高得点をとれるような事態にはなっていない, と思うのです。むしろ当初V模擬が予測した幅での受験生全体の総得点の上昇があったに過ぎないと考えるのが常識的なのではないでしょうか。もちろん中には神がかり的な実力アップをした生徒もいるかもしれません。しかし, それは全体からみれば「志望校合格基準総合得点」に影響を及ぼすほどのものではないと判断できます。逆に, 得点が「とれない」生徒もいるはずだからです。
 ただこのへんの判断はやはりなんとも微妙なものです。

 

今回補註 

 問題の難易度による影響、倍率の変動による影響について、さらなる詳細な分析が必要と思われる。
また、受験生にもいろいろある。内申が絶対的に足りないのに、本番の得点で勝負しようとする受験生はそれなりにいる。また、逆に、内申はいいが、実力が伴っていない受験生が少なからずいると思います。内申も実力も足りないけど受けるという生徒もいるでしょうね。記念受験とか、見栄とか、もしかしたらにらかける受験生もいるものです。内申はギリギリでも、なんとか実力をつけるべく努力してきたが、やはり当落線上にある、という受験生もいるでしょう。
 そういう生徒はたいてい落ちるでしょうから、そのへんの数を考えなければならない。例えば、青山は、1.89倍ですが、それにはのみかけの受験生が含まれる。
男女枠がなくなり、得点順に合格するから、その影響も考えなければならない。
 これは、これまで、男女どちらが基準点が高かったかでその影響が異なる。例えば、青山は、女子の方が高かったから、やや女子の方が多く合格するかもしれない。
 倍率、問題の難易度の変化も影響する。

 V模擬は、受験予定者のほぼ全員が、受験するから、データとしては、完璧に近い。特に、直近の、1月に実施されてV模擬はもっとも利用価値の高いデータとなる。1月の独自校模試から1か月余りで、受験生の実力がどれだけ変化するか、であるが、主要三科に問題のない生徒は、理社に集中するであろうから、理社の得点は上がるだろう。ただそれは実はそれほどでもない。上がる生徒はいるだろう。しかし、理社というのは、なかなか上がらないのだ。さらに本番で取れないのが社会だ。苦手な生徒は最後まで苦手だ。V模擬の1月の順位に変動はないとみていい。

 

 B判定で現実に合格できる可能性
 B判定は, 10人受けたら6人合格するというものです。BC判定なら10人受けたら, 5人合格です。
 ところで, 実際の高校入試の受験倍率はどうでしょうか。日比谷高校などは別として, たとえば小山台や文京では受験倍率は2倍です。これは, 10人受けたら5人合格するというものです。つまり, BC判定の点のところで, 10人のうちから点数の高い順に5人まで受かるということになります。
 それなら, 本番でB判定ほどの点をとれば, 10人受けたら6人合格です。もしA判定ほどの点をとれば, 10人受けたら8人合格です。
 受験倍率2倍というとき, 受験生の平均がBC判定と想定して, 実際は, C判定D判定で高得点, AやS判定で低得の人もいるわけですから, 結局, 受験倍率2倍なら, BC判定でほぼ合格できるはずです。
 今述べたことはすべて私の勝手な私見ですので, そのまま信用しないでください。私はただこうも考えることができるといっているだけですから。

2011.2.24執筆に加筆修正
V模擬の成績表には, 学力検査点を縦軸に内申点を横軸にした早見表がある。そこでは, B判定とC判定との境(BC判定)に位置するマスを合格基準総合得点として設定している。
 V模擬の実力判定は次のようになっている。
 S 90%以上
 A 80%以上
 B 60%以上
 C 40%以上
 D 20%以上
 E 19%以下

 ある質問サイトのベスト・アンサーには, この%を確率の意味にとらえているものがありましたが, そのアンサーはC判定だと「合格はない」と言いきっていましたが, それがベスト・アンサーなのには驚きました。
 過去の竹の会の都立新宿以上の合格者にはいくらでもC判定がいたからです。それどころか, 都立青山でE判定でも受かった生徒もいました。
 進学研究会の説明によると, たとえば, D判定というのは, 合格可能性が20%, 過去のデータからみて同じ学力の人が10人受験したら2人合格しているという位置を表わすとされています。
 ベスト・アンサーは, B判定は「合格はない」と言いきっていましたが, たとえ単純な確率論だとしても確率の意味を誤解しているとしか思えません。進学研究会の見解では, B判定は「合格はない」どころか, 「合格の可能性が高い」というふうに考えているのです。
 入試は1回の結果で合否が判定されます。本番の得点が高ければ高いほど合格の可能性は高まります。その本番で取るであろう得点を過去のデータから推測して, 本番当日の得点を予測しています。V模擬では, 本番の得点が模試の得点よりも高いことが当然に予定されています。その上で算出しているので, 本番の得点は限りなくV模擬の予想点に近くなります。
 本番の得点がV模擬の予想した得点よりも, さらに上の位置にあれば, それはかなりに合格の可能性が高まるということです。V模擬の想定したよりもはるかに上の力を短期につけたということだからです。
  B判定というのは, 過去の同じような力の受験生が10人いたらそのうち6人は合格したということです。これはかなり合格の可能性が高いのではないでしょうか。ベスト・アンサーの「合格はない」というのは誤解なわけです。
 本番で判定Aクラスの学力点をとれば, 10人受けたら8人受かるわけですから, まず合格でしょう。

2016.02.04執筆に加筆修正
VもぎとW合格もぎ再考 注 2月3日執筆の記事を独立させて再掲したものです。
 昨日は、VもぎとW合格もぎについて、合格基準総合得点に開きがあり、主催者の見解も曖昧で、悩み深いことをお話ししました。
 これからさらに分析をしていかなければならない問題と認識しておりますが、わたしは、これまで特に、迷うこともなくV模擬の基準で当日点を算出し、進路指導してきましたが、特に、それが外れたという経験を持ち合わせておりません。もともとWもぎには見向きもしてこなかったというのが本当のところです。
 Vもぎは、東京、千葉が実施エリアです。それで、大手塾では、サピックスが採用していると聞いています。W合格もぎのほうは、東京、神奈川がエリアです。こちらは、市進学院、早稲田アカデミー、Z会進学教室が採用のようです。
 都立に限っての受験者総数、つまり母数がどちらも公表されておらず、統計の信用度も検証できません。Wもぎのほうは、大手進学塾が採用している、しかもこれらは比較的優秀な生徒を多数集めているところであり、学校偏差値を出す場合、どうしても高めに出てしまうのではないか、ということは推測できます。Vもぎを採用しているサピックスは、少数の天才はいても多数の秀才がいるというわけではない、それで偏差値にも反映しない、そういう推測もなりたちうるかと思います。
 いずれか選択されて受験されているとすれば、VもぎとWもぎで、受験者は二分されるわけです。それぞれがそれぞれの受験層のレベルを反映して、偏差値を算出し、そこから合格基準総合得点を出しているとすれば、これは全く無関係の数値が出るに決まっています。一致するわけがない。
 さて、ここで分析です。早稲アカとか、Z会というのは、もともと都立一辺倒の生徒が集まるところではない、私立難関をめざす生徒が集まるところです。そういう子たちが都立を第一志望にして受けているはずがない。さらには、サピだって進学教室であるけれど、こちらは、少数の超天才がいてVを受けても全体には何の影響もないし、そもそもサピだって都立狙いの子たちは少ないはず。そしてVもぎは、都下の個人塾に通う子たちがほとんど受けている。そういう子たちは最初から都立ねらいの子たちであることが普通である。
 つまり、Wもぎの作り出した、高い合格基準総合得点というのは、もともと私立難関ねらいの子たちが、滑り止めで都立を受けるとしてWを受けた結果なのではないか。してみると、これを基準に都立志望の生徒が志望校選択をするのは正確な判断につながらない、そういうことになるのではないか。

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