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2025年新作予定「国語ポイント集」・「数学の技法」

2024.12.29

2025年新作予定「国語ポイント集」・「数学の技法

🟨見えてきた「国語ポイント集」の形
 これまで「国語ポイント集」という発想はなかった。国語は何をどう書いていいのか、しっくりこなかった。しかし、最近の何年か高校受験の生徒を指導してわかった、国語の弱点といえるものが、過去問チェックを重ねることによって見えてきた。その時、ポイント集シリーズの一つとして、書けばいいのではとふと思った。国語というと大上段に振りかぶったものを考えていたが、そんなものはどこやらの予備校の講師に任せておけばいいと気がついたのだ。わたしには今現在の子どもたちの国語が問題なのである。私が書くしかないではないか。
 国語が取れないという子を多く見てきた。国語が取れない子というのは、まず漢字が書けない。もちろん簡単な記述、抜き出しもよく間違う。極め付けは、選択肢問題を悉く外す。こういう国語がダメな子はかなりの数いる。ここで「選択肢問題の解法」みたいなものを読んでも無駄である。それで解けるようにはならない。
 まず漢字、言葉を知らないことが、致命的と言える。もっとも漢字は書けても読解、選択肢問題はさっぱりという生徒もいた。わたしは、こういう生徒は、言葉だけで物事を理解して、実社会の経験は全くない、裏から言えば、何もかも、つまり、経済的にも、社会的にも、満たされている、そういう生活をしてきたのではないか、と疑っている。だから悩みと言えば、親が細かいことまで口出しをするとか、習い事の宿題がうるさいとか、そんなレベルなのではないか。しかし、現実には、経済的に困窮しているとか、なにか現実にハンディキャップで苦しんでいるとか、家庭的に不遇、例えば、片親、いや両親がいないとか、実社会の中で痛い目を見ている人がいるのである。そういう子たちがいるわけです。そういう子たちは言葉ではなく、現実に寺と併せて理解する。国語とは、そういう言葉でだけで理解する科目ではない。読解というのはだからそこに本質がある。現実の悩み、苦しみは、哲学へと目覚まさせる。国語は哲学の別名だと思う。だから国語ができないのは、何もかも満たされて、そこから苦しい、本当の苦しみというものを知らない生徒の固有の悩みなのではないか。本当に何も知らない、そういう幸せな子の悩みなのではないか、と思うわけです。
 さて、国語ポイント集は、語彙の有機的な獲得に力点を置いたものになります。そこに、国語「教養」の整理を試みる。いわゆる国語の常識である。古文の常識、四字熟語の常識、思想論の常識など、私なりに解読整理してみたい、
 その上で、わたしの国語読解の方法を紹介し、決して特別の方法ではなく、一文を読み解くということに徹する読み方ですが、一文を大切に読むことこそ、読解の第一歩であり、終わりの一歩でもあります。一文から生起する当然の疑問を後に続く文から探す、つまり、答え探しの旅なのです。もし一文の意味が不可解ならその意味を前後の文脈から推測する。そういうことが国語の「考える」なのです。そういう私の読解論をこの生涯最後となるであろうこのシリーズに遺しておきたい、
 執筆には、都立独自校の過去問平成12年から令和まで、偏差値70を基準として難関私立の過去問を各30年分を体系化し、網羅したい、と思っている。

◎焦眉の急としての「国語ポイント集」の執筆

 中学受験・高校受験に使える教材

 数学・算数に関しては、竹の会の内部レジュメが十分なため、少なくとも会員のためには、その製作は急務ではない。

 しかし、国語に関しては、かなりのレジュメはあるものの、さまざまな理由で、ポイント集としての国語が必要である。 

 そこでこれからまず国語ポイント集の執筆に取りかかりたいと思う。

 少なくとも再来年の受験には間に合わせたい。

◎高校生のための数学レジュメ

 高校生のための、特に、高1のための数学レジュメの制作に取りかかりたいと思います。

◎数学の技法

 どういう体裁で書くか、構想してまいりましたが、ほぼ執筆イメージが明確に形になって参りました。著作権の関係で過去問を使うことは考えて居らず、自作の問題とすることにしています。

 

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