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3年かけて原石を「玉」とする‼️

2023.01.30

3年かけて原石を「玉」とする‼️
竹の会の得意技
 小2から預けてもらえば、その子が普通の子であれば、思考型の人間にするのに都合3年かかる。ただし、昨今の小学生の2割は、いわゆる発達障害の虞があるという報告がある通り、実際にもそういう指導の甲斐がない子がいる。普通の言葉による説明が、頭の上を素通りしていくのだ。したがってまともに問題文を読めない。読めないの意味は、内容を理解しないという意味である。例えば、問題文にAの何倍」とあっても、この「Aの」というのが、意味を成さないのだ。こういう子は入会試験で振り落とせるはずだが、小2、小3では入会試験をしないので、すり抜ける。ただ入会試験はしないと言っても一応知能段階を調べるために試験はする。この検査のための入会試験の結果がよくないと、後々指導困難に陥る蓋然性が高い。
 ご存知のように小2というのは、保育園か、とツッコミたくなることもある。集中が長く続かないので、いろいろと気分転換をさせてやる。しかし、それにしても粘り強く計算練習に取り組む、そういう姿勢が取れる子でなければ、指導は難しい。その意味で、その姿勢からまず指導の可否が選別される。というか、一つ指示を出して反応よくマスターしていく子でなければ指導は頓挫する。一旦頓挫すると、途端に「やる気」をなくして、というか飽きてやらなくなる子もいた。そうなるともはや指導は無理である。
 小2から成功するというのは、親が教育熱心であることは前提として、やはり本人が、「勉強が好きである」ということが決め手となる。勉強嫌いな子は、まず指導は無理である。それとして飽きっぽい子は、指導はやりにくいと思う。
 小2の目標は、加減から始めて乗法、除法、特に、余りのある小数の計算、概数、四捨五入などを学び、分数へと進む。夏休みには、通分、帯分数の繰り上がり、繰り下がり、乗法と進み、除法は、約分の一つとして、学ばせる。こうして、四則混合演算へと進める。これが一定の段階に達したら、いよいよ逆算を学ぶ。逆算をめでたくマスターしたら、計算は、一回の指導で、4問解くリズムで続けていくが、いよいよ割合導入に入る。この課程を小2までに終わらせられる子もそれなりいる。時間のかかる子もいるが、小3までには目鼻がつくのがほとんどだ。割合は、割合という考え方をあらゆる角度から学ぶ。そのために作られたレジュメテキストは、夥しい数にのぼる。
 最初は、塗り絵も取り入れた「割合導入レジュメ」からスタートする。それから、「割合超入門」「魔法の算数」「割合の定義」「割合フローチャート」「割合感覚基礎ドリル」「割合感覚ドリル」などひたすら割合概念の習得に努める。この課程を修了すれば、いよいよ割合初級レジュメの定番「算数の魁」と駒を進める。
 この課程は、割合五部作を一つ区切りとするであろう。
※割合五部作
 ①算数の魁 ②思考の鍵 ③小学思考の素 割合問題編 ④新小学思考の素 ⑤小学思考の素 その他の問題編
※割合中級編
①推理の素 ②思考の源   ③1%下巻   ④算数超速解
※別体系1
②算数の魁II  ③算数の魁Ⅲ  ④算数の魁Ⅳ  ⑤算数の魁Ⅴ
※別体系2
①算数の鍵・平易編 ②算数の鍵
※上級編
①2018算数 ②2010算数 ③2011算数
※難関私立算数
推論算数・新推論算数・推論算数II・推論算数Ⅲ・…

 こうして、竹の会の指導システム、流れにリズムよく乗ればメキメキと頭角を表していくことになる。小2の終わる頃には、計算達者となる。これは難関中学の入試問題に出てくる計算問題を簡単に解いてしまうほどの実力である。小3、小4と割合概念を鍛えられ、思考力を伸ばしていく。この過程を見てきてどうしてもやはり小2が一番スタート時点としてはベストなのではないか、と思うようになった。小3では遅い。ましてや小4となると余程知能に恵まれていないと、大成するのは難しいのかなと思う。ところが竹の会には大手から小5晩期以降にやってくる子がよくいて、そういう子は、計算も覚束なくて、ましてや割合なんかもう絶望的なくらいわかっていないわけです。いったいこの人たちは大手でそれまで何をやってきたのか、と不思議に思う。大手が平易な授業で「できる」と錯覚させる手口は周知とは思うが、それにしても親が子が、多く「自分たちはそれなりにできる」と思い込んでいることである。できないのに気がついていないのだ。大手というのは本当にその意味ですごい。それで親子を信じさせ丸め込めるところが大手の信用の実体なのかと思うが、だからといって大手から来た人たちがその大手を責めたのを聞いたことがない。ダメだったのは、合わなかった、ついていけなかった自分が悪いと思っていることだ。そうではなく大手も最後の最後は、能力の高い子が上位に残る仕組みだということを看過していただけなのに。

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