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思い出の声⑬

2015.10.28

※この文章は、数年前、竹の会に実際にお子様を通わせておられたお母様に「わたしと竹の会」というテーマで寄稿いただいたものです。

 

★「わたしと竹の会」

娘の学校の成績を見直すと共に、進学について真剣に考え始めたのが4年になったばかりの頃でした。

 

それまでは母親の仕事がかなり立て込んでおり、日々の生活で手一杯だったため、申し訳ないと思いつつあまり目をかけてやることができませんでした。

ちょうどその頃住んでいる地域の公立中学で、何人もの生徒が自殺をしているという事実を知り、慌てて担任の先生に話しを聞いたり新聞記事やニュースを調べました。そこで漠然と進学するだろうと思っていた公立中学に対しての不信感が芽生えたのです。

 

そんな中、公立中学とは全く違った教育方針を持ち、独自のカリキュラムで高い進学率を誇る公立中高一貫校の存在を知り、是非進学させたいと強く希望するに至ったのです。

過去、受かった方のブログ等読むと両親がつきっきりで勉強を見たり、特に対策をしなくても合格したなどのケースもあったようですが、年々高まる人気にさすがに家庭学習のみでは無理だろうと思い、塾を探し始めました。

 

ですが実際にどこに通えばいいのか具体的には何もわからず、たとえ希望する学校への進学率が高い塾でも、何校もある塾では一つ一つの教室での進学率など教えてもらえるはずもなく、途方にくれておりました。

片っ端から体験入学をして見極めるしかないのか・・・と思っていた矢先、「草枕」が偶然検索にヒットしました。

最初は半信半疑で読んでいましたが、過去にさかのぼって読み進めていくうち、娘を預けるのはここしかない、と考え始めました。

生徒ひとりひとりに対する先生の熱意や、考え方、指導方針など、どれをとっても大手進学塾では求めることはできないだろうと思ったからです。ですが毎日ブログを訪れても記事には一向に生徒募集の記述が出てきませんでした。

意を決してメールを差し上げると、すぐに先生から返事をいただくことができました。一度授業を見学させていただきたいとのお願いに快く了承していただけたのです。

 

草枕の文面からかなり強面の方を想像しておりましたが、初めてお会いする先生はやはり厳しそうな表情をされていると感じました。

生徒のみなさんも、さまざまな学年の子がいるにもかかわらず、しーんとしている中熱心に勉強している姿が印象に残りました。

長時間の指導に加え、厳しそうな印象の先生に、万が一入塾させていただけたとしてもこの子がついていけるのか?不安もありましたが、いっそこういった中で娘に勉強というものに集中する訓練をして欲しいと強く願うに至ったのです。

 

その後、テストを受けましたが、あまり芳しくない成績にもかかわらず様子を見ましょうと仰っていただき、何とかお世話になることが決まりました。

先生好みの賢い子ではありませんが、家庭学習において見違えるほどに取り組む姿勢が変わりました。ほかのお子さんのいい影響を受けているのだと思います。一年前の娘の様子からは考えられません。到底私と家庭学習をしていてもこういう風にはならなかったと思いますし、一般的な塾へ通っても似たりよったりだと思います。

 

塾からの帰り道は必ずその日の様子を報告させていますが、「先生に褒められた」というときが一番うれしそうです。

 

本当に7時間もの長い間勉強しているのかとたまに考えてしまいますが、日曜の指導もあっという間だと本人が言っております。

くり返しますが、本当にいい変化に両親が一番驚いています。まだ受検まで日がありますが、子供の伸びる力を信じ、親として全力でサポートしたいと考えております。

 

結果はどうあれ、竹の会で勉強に取り組む姿勢を学べたという事実は娘の生涯の宝になると確信しております。小学生のうちに竹の会に出会えて本当によかったです。

娘には何度も言いましたが、母親である私が子供の頃に、是非阿部先生に教えていただきたかったと何度思ったことか・・・。今は娘が羨ましいです。

今後、まだ不安な所もありますが、何としても先生の指導についていけるよう、娘共々頑張っていきます。

どうぞよろしくお願いします。

 

※「思い出の声」のコーナーでは、塾長が大切に保管している塾生・親御様からの私信や、塾生・親御様から頂いたコメントなどを掲載しております。

※ご本人様が特定されないよう、いつ竹の会に在籍していたのかは記していません。また、ご本人様が特定できるような記述は削除しております。

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