2015.10.28
※この文章は、数年前、竹の会に実際にお子様を通わせておられたお母様に「わたしと竹の会」というテーマで寄稿いただいたものです。
★「わたしと竹の会」
以前より、受検したいという希望はありましたが、ただ漠然と望んでいた感じでした。
周りのお友達が続々と塾に通い始める中、私も子供も、行きたいと思える塾が見つからず、通信教育をやっている程度でした。受検したい学校を見に行った後、子供がこの学校に行きたい!という気持ちが強くなり、では塾に行ったほうがよいのではないか、とネットでいろいろ検索していたときでした。
その時、「竹の会」と出会いました。
「草枕」を読み、阿部先生の教育に対する考え方や指導方法に共感し、レジュメの質を高めようと、日々研究していらっしゃること、「退塾」という手段を取られることなど感銘を受けたり驚いたりしました。
阿部先生の下で、竹の会の指導で、考える力が身につけられれば、中学に入ってからも、いや一生の財産になると感じました。
しかし、残念ながら募集はなく、次の募集は2月頃になると書かれていました。
その秋頃、2月からの生徒を募集する入会試験があるとのブログを見て、心が躍りました。と同時に受かるだろうか、という不安もよぎりました。
わが子に「竹の会」のことを話し、草枕に書いてある内容をかいつまんで話したところ、入会試験を受けてみたいと、即答でした。
竹の会の入会試験を受けてだめだったら、この時点で受検は諦めた方がいいのではないか、そんな覚悟を持って臨んだ試験でした。結果は入塾試験に合格することができ、本当にうれしかったのを覚えています。
また、先生にお会いしていろいろなお話しを聞くことができ、この塾を選んで間違いなかったと確信することができました。
初めは、塾でそんなに長い時間、集中して勉強できるのかだろうか、と心配しておりましたが、なんだかとても楽しそうに出かけて行きますし、帰りも疲れた感じを見せずニコニコ出てきます。
そして、「塾長先生のお話が面白くって」という話をよくしてくれます。
それは今も変わりません。
何より、竹の会に通うようになってから、「よく考える」ようになったと思います。
決して簡単ではないレジュメ、しばらく向き合ってもわからないことがあるようですが、夕食を食べているとき、急に「あっ!」ということがありました。
理由を聞くと、「急に思いついた。」とのこと。
以前は、そんな問題に出会えていなかったし、出会えても、そんなに思考することはなかったでしょう。
一方的な詰め込み授業だけでは、とてもこのレベルには達しなかったと思います。
そして、学校の算数の授業で、正確さとスピードでどうしても敵わなかったお友達より、正確に早く計算できるようになったこと、自信と励みになっているようです。
短い間で、ここまで育てていただいたこと、心より感謝しております。
あと残り少しになってしまいましたが、どうぞ宜しくお願いいたします。
※「思い出の声」のコーナーでは、塾長が大切に保管している塾生・親御様からの私信や、塾生・親御様から頂いたコメントなどを掲載しております。
※ご本人様が特定されないよう、いつ竹の会に在籍していたのかは記していません。また、ご本人様が特定できるような記述は削除しております。