2023.03.05
🌸都立桜修館中等教育学校 合格
合格発表からひと月が過ぎました。
娘と手を握り合って受検番号を探した掲示板の前で、気づけば私は泣いていました。
私が泣くはずだったのに!と笑う娘の嬉しそうな顔は、きっとずっと忘れません。
竹の会に娘が入塾させていただいたのは、3年生の2月でした。
今思えばまだ幼さが残る年頃でしたが、娘は通い始めてすぐに「誰よりも頑張る」と私に宣言をしました。
娘が頑張ることを諦めず夢を叶えることができたのは、阿部先生がいてくださったからです。
本当にありがとうございます。
先生から頂く課題やレジュメをなるべく正確に速くたくさん解くことが、彼女のポリシーだったようです。
帰宅すると今日は何問解けた!合格をこれだけ頂いた!と報告してくれました。
あまり振るわない時期もたくさんありました。
そんな時は、次こそ先生にすごいぞって言って頂くんだと寝る時間を削って机に向かっていました。
受検を控えた12月、小石川模試の結果は酷い点数でした。
夏に受けた模試の点数が1番良く、そこから点数は下降の一途を辿っていました。
竹の会での正答率も落ち、先生から「桜修館はむずかしいかもしれない」と告げられた娘の顔からは、笑みがなくなっていました。
1週間ほど塞ぎ込んだあと、娘は志望校を変えると言いました。
自分の目標は都立中高一貫校に受かることだからと。
私は娘が望むことが叶えばいいと思ってサポートしてきました。
何より娘がしたいと思うことをやらせてあげたいと思っていました。
でも、この時は初めて反対しました。
小学2年生の頃、上の子に付き添って桜修館を訪れ、「私、ここに来たい!」と言っていたこと、壁に桜修館の写真を飾り、ここに行くんだと毎日願っていた娘のことを忘れられませんでした。
その後、娘は改めて桜修館を目指す意志をかためました。
どうしたら桜修館に合格できますか。
成績の振るわない娘から尋ねられ、阿部先生は解き直し7回を終わらせ、レジュメの正答率が上がれば可能性があるかもしれない、という明確なアドバイスをしてくださいました。
その日から、娘は目の色を変えて解き直しに励んでいました。先生のご指導とお言葉の一つ一つが、彼女を励まし引っ張ってくださっていました。
2月の試験当日までは、阿部先生から助言いただいた通り新しい問題は解かず、これまでの課題やレジュメに目を通してゆったり過ごしていました。
私は、彼女の体調管理だけに専念することが出来ました。
1月の竹の会最終日、帰宅した娘は、阿部先生がとても優しく励ましてくださり、泣くのをこらえたと言っていました。
試験を終えた時、合格の報告をした時、先生からのメールを何度も何度も読み返す娘を見て、こんなに尊敬と信頼を寄せることの出来る方に巡り会えたことは、娘にとって何よりの宝だと思いました。
娘は先生のことを信じていたから合格出来ました。
先生の仰ることが出来れば合格できると言う確信が、自分を信じることにも繋がったのではと感じています。
娘はよく、阿部先生だったらどうおっしゃるかな…と言います。
これから直接ご指導いただくことはもう無いかもしれませんが、彼女の人生の中で、阿部先生の存在はきっと娘を導いてくださるのだろうなと思います。
長くなりましたが、阿部先生、仲良くしてくださったみなさん、本当に本当にありがとうございました。
阿部先生のおかげで、私は親として娘が健やかでいられることのみに心を傾けることが出来ました。
心より感謝いたします。
どうぞお体に気をつけて更なるご活躍をお祈りしております。
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