2025.12.13
🟪合格請負人仕事録(10)
平成19年 区立九段中等教育学校 合格
平成18年の4月5月、3人の小6が、やってきた。一人は、幡代小で、九段志望、二人は、双子の姉妹で、東大附属志望でした。
公立中高一貫校は、スタートしたばかりで、まだ過去問も1年分しかなく、みくにの銀本も薄い冊子だった。
あの頃から、まず計算をマスターさせてから、割合の指導という手順は変わらない。ただ、割合は、まだ、レジュメは試験的な使用で、主に塾教材を使った。計算は、通分、四則混合など今と変わらない。割合については、ワードで作ったレジュメを使っていたと思う。本格的な製作は平成24年から。ただ算数については、多くの試作品を日夜生み出していた。
対策の軸は、竹の会伝統の過去問合格法だった。過去問合格法は、竹の会創設以来の、竹の会のお家芸であった。中学受験、高校受験、大学受験、全てに過去問合格法で通して来た。
この子は、受かると直感したのは、割合の問題を解かせた時である。この問題が解ければ受かる、そういう問題だった。
九段は、なんと男子の倍率11倍にも跳ね上がった。11人に1人である。これはもう倍率だけ考えたら、とても合格できそうにないと思える。
しかし、当時の受検生は、公立の一貫校ができたというので、それこそそれまで中学受験など縁のなかった、経済層の子どもたちが、我も我もと、一気に押し寄せたものだ。箸にも棒にかからない子もたくさんいた。だから自然倍率は高くなったけど、本当に頭のいい子たちは、少ないので、実質は、そういう子たちの争いであった。だからわたしは倍率は気にしなくていい、とその子に言ったものだ。みくにの銀本はまだ薄く、7回解き直しもすんなり終わらせた。作文はなかなか書けないで苦肉の策を講じた。
とにかく予定通りに合格した。東大附属を受けた双子の姉妹も合格した。実技試験がよくできたとのことだ。東大附属の実技試験は、100点満点、全2問、つまり1問50点だ。実技1問落とせばたちまち50点を失う。つまり、事実上実技試験で決まった。まだ牧歌的時代のなんとも長閑な受検指導であった。3人いた小6が3人とも受かった。その頃から竹の会の子はよく合格した。






