2016.03.08
【合格体験記】
★「竹の会で高校受験を志す皆さんへ」
都立高校の入試には内申点が大きく関わります。
1000点満点中300点分を占めます。
既に通知表をいただいている皆さんは、「なんだか理不尽だな」と感じることもあるかもしれません。
絶対評価を都合よく利用されている感もあります。
自治体や学校、先生によって評価が異なることは否めないと思います。
娘の学校も専科に関しては厳しいと感じました。
東京都教育委員会のHPに各自治体の「中3の評定状況の調査結果」というものが掲載されますので見てみると良いかもしれません。
私が高校受験をした時代は、今と違って担任が内申と模試で出た偏差値で「ここかあっち」の学校を決められて受験しました。
私の代は「群制度」から「グループ制度」に大きく変化した実験台の学年でした。
担任も安全な学校を勧めることが基本だったように思います。
12月の三者面談の席で見せられた成績に愕然としました。覚えのない「2」が確か2つありました。体育と家庭科だったと思います。体育は決して得意ではありませんでしたが、「2」は取ったことが無く、家庭科は作品が区展に出品されるほど得意だったので、「なぜ??」と思い茫然としているところに、「志望校は受けられない。」と言われ、その後どうやって家に帰ったかは記憶がありません。
時代は校内暴力が盛んなころで、都立の工業科さえも行けなさそうな男子が何人もいました。その中の一人が「やった!上がった、4になった!」とクラスで叫んでいるのを聞いて子どもながらも「操作された」と分かりました。何故か担任に嫌われていたので私がターゲットになったのかもしれません。(その後その担任は問題起こしていなくなったそうです。)今は絶対評価ですし、そこまで酷いことはないとは思いますが、娘の受験に際しトラウマが影響し過敏になっていたと思います。(当時の先生はいるはずもありませんが、娘は私の卒業した中学に進学しました。)
グループ作成校を受験する子たちは内申も高い子が多いと思います。
が、男子は素点40に満たない受験者も結構いるようです。娘の同級生の優秀男子の内、都立トップ校を受験した10人位はいずれも素点38か39程度だったと聞きました。(男子の方が内申点は厳しいようです。)内、合格したのは3人程度ではないかと思います。
一方、女子にオール5が少数ですが居たりします。これは阿部先生も仰っていますが、内申点が高い子が必ずしも真の学力があるわけではありません。彼女たちもそうだと思うところがあります。
内申点は予め点数がその分保障されるわけですから高いに越したことは無いと思います。
特に共通問題のトップ校である駒場、小山台を目指す場合、女子では素点40以上は圧倒的に多く、共通問題なので高得点の争いになるため、内申が及ばない子がその分をカバーしようと思っても限界があります。差をつけやすいのは、グループ作成校もそうだと思いますが、「理社」だと思います。
そして何よりも「真の学力」を身に付けることだと思います。
竹の会で勉強すればそれが出来るはずです。特にグループ作成校を目指す子にとっては「真の学力」が絶対です。合否の可能性も阿部先生は神業で判断できます。(先生、またプレッシャーをかけてしまいますね、すみません。)娘の優秀な同級生たちの「不合格」を見て、つくづくそう思いました。竹の会の皆さんには、内申点が多少足りなくても「真の学力」で挑戦出来るよう頑張って欲しいです。
レジュメを進めながら定期試験の勉強を適当にすることはなかなか難しいとは思います。
娘はそれがうまく出来ませんでした。巷の塾では「定期試験のための勉強」を各中学の過去問を使って徹底的にやるところもあると聞きました。確かに定期試験の点数は高い子達だったかもしれません。娘も時にそれが羨ましいと思うこともありましたが、それで「真の学力」が身に付くとはとても思えません。定期試験の勉強にしろ、レジュメを進めるにしろ、悪戦苦闘しながら「読んで学ぶこと」そして「自学」する姿勢を身に付けることができたことは今後の高校生活への助けになることは言うまでもありません。
昔と違って今は「自ら志望校を決められる」時代です。沢山の学校を訪問し、高校に憧れを持って欲しいと思います。
竹の会で高校受験を志す皆さんを応援しております。